JAJST04 February   2024 TPS61299-Q1

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 5.1 絶対最大定格
    2. 5.2 ESD 定格
    3. 5.3 推奨動作条件
    4. 5.4 熱に関する情報
    5. 5.5 電気的特性
    6. 5.6 代表的特性
  7. 詳細説明
    1. 6.1 概要
    2. 6.2 機能ブロック図
    3. 6.3 機能説明
      1. 6.3.1  昇圧制御動作
      2. 6.3.2  バージョン検出
      3. 6.3.3  低電圧誤動作防止
      4. 6.3.4  スイッチング周波数
      5. 6.3.5  入力電流制限
      6. 6.3.6  イネーブルおよびディセーブル
      7. 6.3.7  ソフト スタートのタイミング制御
      8. 6.3.8  ダウン モード
      9. 6.3.9  パススルー動作
      10. 6.3.10 グランドへの出力短絡保護
      11. 6.3.11 サーマル・シャットダウン
    4. 6.4 デバイスの機能モード
      1. 6.4.1 高速負荷過渡モードと通常モード
  8. アプリケーションと実装
    1. 7.1 アプリケーション情報
    2. 7.2 代表的なアプリケーション:高速モードでのリチウムイオン バッテリから 5V への昇圧コンバータ
      1. 7.2.1 設計要件
      2. 7.2.2 詳細な設計手順
        1. 7.2.2.1 最大出力電流
        2. 7.2.2.2 インダクタの選択
        3. 7.2.2.3 出力コンデンサの選択
        4. 7.2.2.4 入力コンデンサの選択
      3. 7.2.3 アプリケーション曲線
    3. 7.3 代表的なアプリケーション:通常モードでのリチウムイオン バッテリから 5V への昇圧コンバータ
      1. 7.3.1 設計要件
      2. 7.3.2 アプリケーション曲線
    4. 7.4 電源に関する推奨事項
    5. 7.5 レイアウト
      1. 7.5.1 レイアウトのガイドライン
      2. 7.5.2 レイアウト例
      3. 7.5.3 熱に関する情報
  9. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 8.1 デバイスのサポート
      1. 8.1.1 サード・パーティ製品に関する免責事項
    2. 8.2 ドキュメントのサポート
      1. 8.2.1 関連資料
    3. 8.3 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    4. 8.4 サポート・リソース
    5. 8.5 商標
    6. 8.6 静電気放電に関する注意事項
    7. 8.7 用語集
  10. 改訂履歴
  11. 10メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

入力コンデンサの選択

X5R または X7R の多層セラミック コンデンサは、ESR が極めて低く、占有面積も小さいため、昇圧コンバータの入力デカップリング用に優れた選択肢となります。入力コンデンサは、できる限りデバイスに近づけて配置する必要があります。ほとんどのアプリケーションでは 10μF の入力コンデンサで十分ですが、入力電流リップルを低減するために、さらに大きな値を制限なしで使用できます。セラミック入力コンデンサのみを使用する場合には注意が必要です。入力でセラミック コンデンサを使用している場合に、長いワイヤを通して電源を供給すると、出力での負荷ステップにより VIN ピンでリンギングが発生する可能性があります。このリンギングは出力に結びつきループが不安定であると誤判断をしたり、部品の損傷を招くこともあります。この場合、セラミック入力コンデンサと電源の間に追加のバルク容量 (タンタルまたはアルミ電解コンデンサ) を配置して、電源リード線のインダクタンスとセラミック入力コンデンサの間で発生する可能性のあるリンギングを低減します。