JAJA963A November   2014  – August 2025 DLP9000 , DLP9000X , DLP9500 , DLPC900 , DLPC910

 

  1.   1
  2. 400nm までの波長で TI DLP テクノロジーを使用する際のシステム設計上の考慮事項
  3.   商標
  4. 1  はじめに
  5. 2  熱に関する注意事項
  6. 3  デューティ サイクルに関する考慮事項
  7. 4  コヒーレンシーに関する考慮事項
  8. 5  光学的な考慮事項
  9. 6  高倍率縮小システムの考慮事項
    1. 6.1 非コヒーレント 光源 (ランプおよび LED)
    2. 6.2 コヒーレント光源 (レーザー)
  10. 7  まとめ
  11. 8  参考資料
  12. 9  改訂履歴

光学的な考慮事項

1 対 1 以上の倍率を持つシステムでは、出力瞳をややアンダーフィルすることで光学系におけるチルト変動の許容度が向上するため、ƒ 数を ƒ/2.4 まで小さく設計することが実用的かつ望ましい照明および出力光学系の設計となります。例えば、ƒ/3 の照明を ƒ/2.4 の出力に対して行うことで、照明瞳の像がチルト角の変動に対しても出力開口内に収まることが可能となります。

一般的な DLP 光学系の考慮事項は、ツール「DLP® 光学設計ガイドライン」にて解説されています。本アプリケーション ノートの以下のセクションでは、高倍率縮小システムに関する考慮事項を検討します。