フラッシュの読み取りエラーが発生する場合がありします。これらの利点は以下のとおりです。
- OSPI コントローラが DAC 状態のときに、特定のアドレス範囲を使用してフラッシュの内容をマッピングします。利用可能なアドレス範囲を図 5-2に示します。デフォルトでは 0x60000000 が選択されています。読み取りエラーは、MPU 領域 0x60000000 が cached (キャッシュ済み) としてマークされている場合に発生します。これは、フラッシュの直接メモリ マッピングに使用される領域です。ソフトウェアでこれを実現するには、レジスタ 0xFC40000 の 7th ビット、DAC ビットを 1 に設定します。その結果、0x60000000 を「Cached」としてマークする必要はありません。
- 構成済みのプロトコルに対する SysConfig で設定された読み取りコマンドは正しくありません。一部のフラッシュでは、3 バイトと 4 バイトのアドレッシングに対して異なる読み取りコマンドがあります。
- フラッシュ上のデータが 00h 01h 02h 03h…、バッファ内の読み取り値が 01h 02h 03h 04h… であるとします。これは、セクション 5.3.1 で、読み取り用のダミー クロックが値 1 でオフになっていることを示します。
- DMA 関連の問題には、読み取りバッファがキャッシュ アライメントされていないためにデータが正しく読み取れないことが含まれます。