ARM Cortex-M4 プロセッサは、最小限のメモリ実装、ピン数の削減、低消費電力といったシステム要件を満たす、高性能で低コストのプラットフォームを提供すると同時に、極めて優れた計算性能と割り込みに対する並外れたシステム応答を実現します。
Arm Cortex-M4 プロセッサには、以下の機能が搭載されています。
- 小スペースの組み込みアプリケーションに最適化された、32 ビット Arm Cortex-M4 アーキテクチャ
- Arm Cortex-M4 CPU は、最大周波数 125MHz で動作可能
- Arm®Thumb®-2 は、16 ビットと 32 ビットの命令セットを組み合わせて使用し、32 ビット Arm コアに期待される高性能を、通常は 8 ビットや 16 ビットのデバイスに適用されるほどのコンパクトなメモリ・サイズ (マイクロコントローラ・クラスのアプリケーションに必要な典型的なメモリ容量は、数キロバイトの範囲) で実現
- シングル・サイクルの乗算命令とハードウェア除算
- アトミックなビット操作 (ビットバンディング) により、最大限にメモリを有効利用し、リフェラル制御の効率化も実現
- アンアラインド・データ・アクセスにより、データのメモリへの効率的なパッキングを実現
- 高速なコード実行により、プロセッサ・クロックの低速化やスリープ・モードの時間の増加を可能に
- 命令用とデータ用に分離したバスを特徴とするハーバード・アーキテクチャ
- 効率的なプロセッサ・コア、システム、メモリ
- タイムクリティカルなアプリケーション向けの確定的で高性能な割り込み処理
- 保護されたオペレーティング・システム機能の特権モードを提供するメモリ保護ユニット (MPU)
- 広範囲のブレークポイント機能とトレース機能を備えた、強化されたシステム・デバッグ