JAJSKC9F September 2020 – April 2025 DP83TG720S-Q1
PRODUCTION DATA
SGMII (Serial Gigabit Media Independent Interface) を使うと、RGMII (12 ピン) に比べて非常に少ない信号ピン数 (4 ピン) で、MAC と PHY の間のデータ転送を行うことができます。SGMII は、放射を低減し、信号品質を向上させるため、LVDS (低電圧差動信号) を使用しています。
DP83TG720S-Q1 の SGMII は 4 線式モードで動作できます。4 線式動作では、データの送受信に 2 つの差動ペアを使います。クロックおよびデータ再生は、RX 方向の場合 MAC で、TX 方向の場合 PHY で、それぞれ行われます。
SGMII 自動ネゴシエーションは、SGMII 構成レジスタ (SGMIICTL、アドレス 0x608) のビット [0] = 0b0 を設定することで無効化できます。
表 6-13 に、SGMII 信号のまとめを示します。
| 機能 | ピン |
|---|---|
| データ信号 | TX_M、TX_P |
| RX_M、RX_P |
図 6-16 SGMII の接続ギガビット イーサネットのための SGMII MAC インターフェイスには、システム レベルの性能を満たすための厳格なタイミング要件があります。PCB を設計する際は、以下の要件を考慮する必要があります。TI は、DP83TG720 の IBIS モデルを使って、ボード レベルのシグナル インテグリティをチェックすることも推奨しています。
SGMII 信号のガイドライン
図 6-17 SGMII PHY レシーバのマスクの要件