JAJSVM6 November 2024 TLC6989
PRODUCTION DATA
設計者は最初に、アプリケーションに必要な CCSI データ レートを決める必要があります。CCSI データ レートの最小値は輝度情報に基づいており、1 フレーム期間内にすべての LED ドライバに送信される必要があります。選択された LED ドライバのデータ シートには、必要な CCSI データ レートの最小値に関する詳細が含まれています。このアプリケーション例では、フレーム期間は 33.33ms です。デイジーチェーンには、30 のスキャン ラインを持つ 6 つのデバイス (2 つのスタッカブル モードのグループが 3 つ) があります。データ送信効率を 70% と仮定した場合 (CCSI コマンドの送信間にアイドル時間が発生する可能性があるため)、必要な CCSI データ レートの最小値は 7.04Mbit/s です。したがって、CCSICTRL レジスタの CCSI_DATA_RATE は 8Mbit/s に設定されます。
SPI 周波数は、一般的に CCSI データ レートと同じような範囲に設定されます。したがって、このアプリケーション例では、SPI 周波数が 8MHz に設定されています。次のステップは TXFFLVL の決定です。テキサス・インスツルメンツでは、TXFFLVL を 1 つの CCSI コマンドに対して転送される最大ワード数よりも大きく設定することを推奨しています。非ブロードキャストのデータ書き込みコマンド (例:SRAM 書き込みコマンド) では、最大ワード数が発生します。このコマンドのワード数は、カスケード接続デバイスの数の 3 倍に 1 ヘッド バイトを加えた値になります。このアプリケーション例では、最大ワード数は 19 ワード (3 x 6 + 1) です。SPI コマンド FWD_WR_CRC が使用される場合、TXFFLVL は無視され、CRC ワードが正しい場合のみ転送が開始されます。さらに、CCSI コントローラによる転送中は、TLC6989 の CCSI コマンド キューにより、次の SPI 転送コマンドは SPI コントローラによってすでに送信されています。