JAJZ024B March 2025 – October 2025 AM62L
MMCSD:HS200 および SDR104 コマンド タイムアウト ウィンドウが小さすぎます
高速 HS200 および SDR104 モードでは、MMC モジュールの機能クロックは最大 192MHz に達します。この周波数では、MMCSD_SYSCTL[19:16] DTO = 0xE を使用した MMC ホスト コントローラからの最大取得可能タイムアウトは、(1/192MHz)*2^27 = 700ms です。700ms を超えるコマンドは、この小さなウィンドウ フレームによって影響される場合があります。
このコマンドで 700ms より長いタイムアウトが必要な場合は、MMC ホスト コントローラのコマンドのタイムアウトを無効化し (MMCSD_CON[6] MIT=0x1) 、その代わりにソフトウェア実装を使用できます。詳細な手順は次の通りです (Linux の場合)。
1.MMC ホスト コントローラのプローブ機 (omap_hsmmc.c:omap_hsmmc_probe()) 中、ホスト コントローラが必要なすべてのタイムアウトをサポートできないことをプロセッサに通知します。
2.基盤となる MMC ホスト コントローラが必要なタイムアウトをサポートできない場合、コアが自動的にタイムアウトするように、MMC コア ソフトウェア層の機能を変更します。