パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGZ) | 48 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
CC2640R2F の特徴
- マイクロコントローラ
- 高性能な Arm Cortex-M3
- EEMBC CoreMark スコア:142
- クロック速度:最大 48MHz
- 275KB の不揮発性メモリ、128KB のシステム内蔵のプログラマブル・フラッシュを含む
- 最大 28KB のシステム SRAM、そのうち 20KB は超低リークの SRAM
- キャッシュまたはシステム RAM として使用可能な 8KB の SRAM
- 2 ピンの cJTAG および JTAG デバッグ
- OTA (Over-The-Air) アップグレードに対応
- 超低消費電力センサ・コントローラ
- システムの他の部分から自律して動作可能
- 16 ビット・アーキテクチャ
- 超低リーク SRAM:2KB (コードおよびデータ用)
- 高効率のコード・サイズ・アーキテクチャ: ドライバ、TI-RTOS、および Bluetooth ソフトウェアを ROM に格納することで、アプリケーションで利用可能なフラッシュが増加
- RoHS 準拠のパッケージ
- 2.7mm × 2.7mm YFV DSBGA34 (14GPIO)
- 4mm × 4mm RSM VQFN32 (10GPIO)
- 5mm × 5mm RHB VQFN32 (15GPIO)
- 7mm × 7mm RGZ VQFN48 (31GPIO)
- ペリフェラル
- すべてのデジタル・ペリフェラル・ピンを任意の GPIO に配線可能
- 4 個の汎用タイマ・モジュール (8 個の 16 ビットまたは 4 個の 32 ビット・タイマ、それぞれ PWM)
- 12 ビット ADC、200k サンプル/秒、8 チャネルのアナログ MUX
- 連続時間コンパレータ
- 超低消費電力アナログ・コンパレータ
- プログラム可能な電流ソース
- UART、I2C、I2S
- SSI ×2 (SPI、MICROWIRE、TI)
- リアルタイム・クロック (RTC)
- AES-128 セキュリティ・モジュール
- 真性乱数生成器 (TRNG)
- 8 つの静電容量式センシング・ボタンのサポート
- 温度センサ内蔵
- 外部システム
- オンチップの内蔵 DC/DC コンバータ
- CC2590 および CC2592 レンジ・エクステンダとのシームレスな統合
- 必要な外部部品はごくわずか
- すべての VQFN パッケージで、SimpleLink™ CC2640 および CC2650 デバイスとピン互換
- 7mm × 7mm VQFN パッケージで、SimpleLink™ CC2642R および CC2652R デバイスとピン互換
- 4mm × 4mm および 5mm × 5mm VQFN パッケージで、SimpleLink™ CC1350 デバイスとピン互換
- 低消費電力
- 広い電源電圧範囲
- 通常動作:1.8~3.8V
- 外部レギュレータ・モード:1.7~1.95V
- アクティブ・モード RX:5.9mA
- アクティブ・モード TX (0dBm):6.1mA
- アクティブ・モード TX (+5dBm):9.1mA
- アクティブ・モード MCU:61µA/MHz
- アクティブ・モード MCU:48.5CoreMark/mA
- アクティブモード・センサ・コントローラ: 0.4mA + 8.2µA/MHz
- スタンバイ:1.1µA (RTC 動作、RAM/CPU 保持)
- シャットダウン:100nA (外部イベントによるウェークアップ)
- 広い電源電圧範囲
- RF 部
- 2.4GHz RF トランシーバ、Bluetooth ® Low Energy 5.1 およびそれ以前の LE 仕様に準拠
- 非常に優れたレシーバ感度 (BLE で -97dBm)、選択性、およびブロック性能
- リンク・バジェット: BLE で 102dB
- 最大 +5dBm のプログラム可能な出力電力
- シングルエンドまたは差動 RF インターフェイス
- 国際的な無線周波数規制への準拠を目標としたシステムに最適
- ETSI EN 300 328 (ヨーロッパ)
- EN 300 440 Class 2 (ヨーロッパ)
- FCC CFR47 Part 15 (米国)
- ARIB STD-T66 (日本)
- 開発ツールとソフトウェア
CC2640R2F に関する概要
CC2640R2F デバイスは、Bluetooth ® 5.1 Low Energy と独自の 2.4GHz アプリケーションをサポートする 2.4GHz ワイヤレス・マイクロコントローラ (MCU) です。このデバイスは、ビルディング・セキュリティ・システム、HVAC、アセット・トラッキング、医療の各市場、および産業用の性能が必要なアプリケーションで、低消費電力のワイヤレス通信と高度なセンシングに最適化されています。このデバイスの主な特長としては、以下に示すものがあります。
- 以下の Bluetooth ® 5.1 機能に対応:LE Coded PHY (長距離)、LE 2Mbit PHY (高速)、アドバタイズ拡張機能、複数アドバタイズメント・セット、さらに、Bluetooth ® 5.0 とそれ以前の Low Energy 仕様の主な機能の後方互換性およびサポート。
- 強力な Arm ® Cortex ®-M3 プロセッサ上でアプリケーションを開発するための SimpleLink™ CC2640R2F ソフトウェア開発キット (SDK) に含まれる、認定済みの Bluetooth ® 5.1 ソフトウェア・プロトコル・スタック。
- 1.1µA の小さいスタンバイ電流 (全 RAM 保持) によるバッテリ寿命が長いワイヤレス・アプリケーション。
- 高速ウェークアップ機能を備えたプログラマブルな自律型超低消費電力センサ・コントローラ CPU による高度なセンシング。たとえば、このセンサ・コントローラは、1µA のシステム電流で 1Hz の ADC サンプリングが可能です。
- 複数の物理層と RF 規格 (例:RTLS (リアルタイム位置情報システム) 技術) をサポートする柔軟な低消費電力 RF トランシーバ機能を備えた、専用のソフトウェア制御無線コントローラ (Arm ® Cortex ®-M0)。
- Bluetooth ® Low Energy (125kbps の LE Coded PHY で -103 dBm) に対応する優れた無線感度および堅牢 (選択度、ブロッキング) 性能。
CC2640R2F デバイスは、SimpleLink™ マイクロコントローラ (MCU) プラットフォームの一部です。本プラットフォームは、シングル・コア SDK (ソフトウェア開発キット) と豊富なツール・セットを備えた使いやすい共通の開発環境を共有する Wi-Fi、Bluetooth ® Low Energy、Thread、ZigBee、Sub-1GHz MCU、およびホスト MCU で構成されています。SimpleLink™ プラットフォームは一度で統合を実現でき、製品ラインアップのどのデバイスの組み合わせでも設計に追加できるので、設計要件変更の際もコードの 100% 再利用が可能です。詳細については、SimpleLink™ MCU プラットフォームを参照してください。