パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VSSOP (DGK) | 8 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
TCA9511A の特徴
- I2C バス信号の双方向データ転送をサポート
- 2.3V~5.5V の動作電源電圧範囲
- TA 周囲空気温度範囲:-40℃~125℃
- すべての SDA および SCL ラインの 1V プリチャージにより、活線挿入時の破損を防止
- Standard モードおよび Fast モードの I2C デバイスに対応
- クロックの延長、調停、同期をサポート
- 電源オフ時に高インピーダンスになる I2C ピン
TCA9511A に関する概要
TCA9511A は、データおよびクロック・ラインを破損することなく、動作中のバックプレーンに I/O カードを挿入できる、ホットスワップ可能 I2C バス・バッファです。I/O カードでバスの競合が発生しないように、STOP コマンドが発行されるまで、またはバス・アイドル条件がバックプレーンで発生するまでの間、バックプレーン側の I2C ライン (in) がカード側の I2C ライン (out) に接続するのを制御回路が防止します。接続が行われると、このデバイスは双方向のバッファ処理を行い、バックプレーンとカードの容量を絶縁状態に維持します。挿入中、SDA および SCL ラインは 1V にプリチャージされ、デバイスの寄生容量を充電するのに必要な電流を最小限に抑えます。
I2C バスがアイドルのとき、TCA9511A は EN ラインを LOW に設定することで、シャットダウン・モードに移行して消費電力を低減できます。EN を HIGH にすると、TCA9511A は通常動作を再開します。オープン・ドレインの READY 出力ピンも搭載されており、バックプレーンとカードの側が互いに接続されたことを示します。READY が HIGH のとき、SDAIN および SCLIN は、SDAOUT および SCLOUT に接続されています。2 つの側が切断されているとき、READY は LOW になります。