パッケージ情報
パッケージ | ピン数 HLQFP (PTP) | 176 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 200 | LARGE T&R |
TMS320F28384S-Q1 の特徴
- デュアル・コアの C28x アーキテクチャ
- 2 つの TMS320C28x 32 ビット
CPU
- 200MHz
- IEEE 754 倍精度 (64 ビット) 浮動小数点ユニット (FPU)
- 三角関数演算ユニット (TMU)
- CRC エンジンおよび命令 (VCRC)
- 高速整数除算 (FINTDIV)
- 各 CPU に 512KB (256KW) のフラッシュ (ECC 保護)
- 各 CPU に 44KB (22KW) のローカル RAM
- 2 つの CPU 間で 128KB (64KW) のグローバル RAM を共有 (パリティ保護)
- 2 つの TMS320C28x 32 ビット
CPU
- 2 つの制御補償器アクセラレータ (CLA)
- 200MHz
- IEEE 754 単精度浮動小数点
- C28x CPU と独立にコードを実行
- システム・ペリフェラル
- ASRAM および SDRAM をサポートする 2 つの外部メモリ・インターフェイス (EMIF)
- 2 つの 6 チャネル DMA (Direct Memory Access) コントローラ
- 最大 169 の入力フィルタリング付き汎用入出力 (GPIO) ピン
- 拡張ペリフェラル割り込みコントローラ (ePIE)
- 低消費電力モード (LPM) のサポート
- デュアル・ゾーンのセキュリティでサード・パーティーの開発をサポート
- 固有の識別 (UID) 番号
- 組み込みのリアルタイム解析および診断 (ERAD)
- バックグラウンド CRC (BGCRC)
- コネクティビティ・マネージャ (CM)
- ARM Cortex-M4 プロセッサ
- 125MHz
- 512KB のフラッシュ (ECC 保護)
- 96KB の RAM (ECC 保護またはパリティ保護)
- AES (Advanced Encryption Standard) アクセラレータ
- 汎用 CRC (GCRC)
- 32 チャネルの µDMA (Micro Direct Memory Access) コントローラ
- CM-UART (Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)
- CM-I2C (Inter-integrated Circuit)
- 同期式シリアル・インターフェイス (SSI)
- 10/100 イーサネット 1588 MII/RMII
- C28x 通信ペリフェラル
- 2 つのトランスミッタと 8 つのレシーバを持つ高速シリアル・インターフェイス (FSI)
- 4 つの高速 (最高 50MHz) SPI ポート (ピンでブート可能)
- 4 つのシリアル通信インターフェイス (SCI/UART) (ピンでブート可能)
- 2 つの I2C インターフェイス (ピンでブート可能)
- PMBus (Power-Management Bus) インターフェイス
- 2 つのマルチチャネル・バッファ付きシリアル・ポート (McBSP)
- CM-C28x 共有通信ペリフェラル
- EtherCAT スレーブ・コントローラ (ESC)
- USB 2.0 (MAC + PHY)
- 2 つの CAN (Controller Area Network) モジュール (ピンでブート可能)
- MCAN (CAN FD)
- アナログ・サブシステム
- 4 つのアナログ / デジタル・コンバータ
(ADC)
- 16 ビット・モード
- それぞれ 1.1MSPS
- 12 の差動および 24 のシングルエンド入力
- 12 ビット・モード
- それぞれ 3.5MSPS
- 24 のシングル・エンド入力
- 各 ADC に単一のサンプルおよびホールド (S/H)
- ハードウェアによる変換の後処理
- 16 ビット・モード
- 8 つのウィンドウ付きコンパレータ、12 ビットのデジタル / アナログ・コンバータ (DAC) リファレンス付き
- 3 つのバッファ付き 12 ビット DAC 出力
- 4 つのアナログ / デジタル・コンバータ
(ADC)
- コントロール・ペリフェラル
- 32 のパルス幅変調器 (PWM) チャネル
- 8 つの PWM モジュールの A および B チャネルの両方が高分解能 (16 チャネル)
- デッドバンドのサポート (標準と高分解能の両方)
- 7 つの拡張キャプチャ (eCAP)
モジュール
- 7 つの eCAP モジュールのうち 2 つで高分解能キャプチャ (HRCAP) を使用可能
- 3 つの拡張直交エンコーダ・パルス (eQEP) モジュール
- 8 つのシグマ-デルタ・フィルタ・モジュール (SDFM) 入力チャネル、チャネルごとに 2 つの独立したフィルタ
- 32 のパルス幅変調器 (PWM) チャネル
- 構成可能ロジック・ブロック (CLB)
- 既存のペリフェラル機能を強化
- ポジション・マネージャ・ソリューションをサポート
- クロックおよびシステム制御
- 2 つの内部ゼロ・ピン 10MHz 発振器
- オンチップの水晶発振器
- ウィンドウ付きウォッチドッグ・タイマ・モジュール
- クロック消失検出回路
- デュアル・クロック・コンパレータ (DCC)
- ハードウェア組み込み自己テスト (HWBIST)
- コア 1.2V、I/O 3.3V の設計
-
機能安全準拠
- 機能安全アプリケーション向けに開発
- ISO 26262 および IEC 61508 システムの設計を支援するドキュメントを使用可能
- ASIL D および SIL 3 までの決定論的能力
- ASIL B および SIL 2 までのハードウェア能力
- 安全関連認証
- パッケージ・オプション:
- 鉛フリー、グリーン・パッケージ
- 337 ボールの新ファイン・ピッチ・ボール・グリッド・アレイ (nFBGA) [接尾辞 ZWT]
- 176 ピン PowerPAD™ の熱的に強化された薄型クワッド・フラットパック (HLQFP) [接尾辞 PTP]
- 温度オプション:
- S:-40℃~125℃の接合部温度
- Q:周囲温度 -40℃~125℃ (車載アプリケーション用の AEC Q100 認定)
TMS320F28384S-Q1 に関する概要
TMS320F2838x (F2838x) は、電力密度の向上、スイッチング周波数の向上、GaN および SiC 技術の使用のサポートを含め、パワー・エレクトロニクスの効率を向上させるように設計されたスケーラブルで超低レイテンシなデバイスである C2000™ リアルタイム・マイクロコントローラ・ファミリの製品です。
主なアプリケーションには以下が含まれます。
リアルタイム制御サブシステムは、テキサス・インスツルメンツの 32 ビット C28x DSP コアをベースにしており、オンチップ・フラッシュまたは SRAM から実行される浮動小数点または固定小数点コードに対してコアごとに 200MHz の信号処理性能を発揮します。C28x CPU は、三角関数算術演算ユニット (TMU) と VCRC (巡回冗長検査) 拡張命令セットによってさらに強化され、リアルタイム制御システムでよく使われる重要なアルゴリズムを高速化します。拡張命令セットにより、IEEE 倍精度 64 ビット浮動小数点演算が可能になります。最後に、制御補償器アクセラレータ (CLA) を使用すると、独立した処理能力のコアごとに 200MHz を追加できます。
このデバイスには、125MHz で動作する ARM Cortex-M4 プロセッサをベースとする独立したコネクティビティ・マネージャ (CM) も含まれています。専用のフラッシュと SRAM を搭載した CM は、F2838x の入出力インターフェイスを完全に独立して制御できるため、C28x DSP の最大帯域幅をリアルタイム制御に集中させることができます。
高性能アナログ・ブロックは、処理および制御ユニットと緊密に統合されており、最適なリアルタイム・シグナル・チェーン性能を実現します。周波数に依存しない 32 の PWM により、3 相インバータから高度なマルチレベル電力トポロジまで、複数の電力段を制御できます。
構成可能ロジック・ブロック (CLB) を内蔵しているため、ユーザーはカスタム・ロジックを追加し、FPGA に類似した機能を C2000 リアルタイム・マイコンに統合できます。
C2000 リアルタイム・マイコンで初めて EtherCAT スレーブ・コントローラと、CAN FD や USB 2.0 などの業界標準プロトコルが搭載されています。高速シリアル・インターフェイス (FSI) を使用すると、絶縁境界越しに最大 200Mbps の堅牢な通信が可能です。
C2000 MCU をお客様のリアルタイム制御システムに適した選択肢にしている機能について詳しく知るには、『C2000™ リアルタイム・マイクロコントローラを使った開発のための基本ガイド』をご覧いただくとともに、C2000™ リアルタイム制御 MCU のページにアクセスしてください。
『C2000™ リアルタイム制御マイクロコントローラ (MCU) を使用した設計の開始』入門ガイドは、C2000 デバイスを使用する開発について、ハードウェアからサポート・リソースまで、あらゆる側面をカバーしています。 主要な参考資料に加えて、各セクションには関連するリンクとリソースが掲載されており、さらに詳細な情報を知ることができます。
導入前の評価にはTMDSCNCD28388D 評価ボードをご覧になり、C2000Ware をダウンロードしてください。