パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RTQ) | 56 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
TPS23881 の特徴
- タイプ 3 またはタイプ 4 Power Over Ethernet アプリケーション用の IEEE 802.3bt PSE ソリューション
- 8 つの独立した PSE チャネル
- 自律動作を抵抗で選択可能
- 外部 MCU 不要
- TI の FirmPSE システム・ファームウェアと互換
- プログラム可能な SRAM メモリ
- ±2.5% の精度で電力制限をプログラム可能
- 200mΩ の電流センス抵抗
- レガシー PD 容量の測定
- 2 ペアまたは 4
ペアのポート電力割り当てを選択可能
- 15.4W、30W、45W、60W、75W、90W
- シングルおよびデュアル・シグネチャの PD 互換性
- ポートごとに専用の 14 ビット積算電流 ADC
- DC 分離用のノイズ耐性 MPS
- 2% の電流センシング精度
- 1 ビットまたは 3 ビットの高速ポート・シャットダウン入力
- 自動クラス検出および電力測定
- 突入および動作フォールドバック保護
- 柔軟なプロセッサ制御の動作モード
- 自動、半自動、手動 / 診断
- ポートごとの電圧監視およびテレメトリ
- -40℃~+125℃の動作温度範囲
- 超低アルファ線 (ULA) パッケージング (TPS23881A)
TPS23881 に関する概要
TPS23881 は、IEEE 802.3bt 規格に従ってイーサネット・ケーブルに電力を重畳するための 8 チャネル給電機器 (PSE) コントローラです。 8 つの個別の電源チャネルは、2 ペア (1 チャネル) または 4 ペア (2 チャネル) の PoE ポートの任意の組み合わせに構成できます。 この PSE コントローラは、有効なシグネチャを持つ受電機器 (PD) を検出し、機器の分類に従って電力要件を判定し、電力を供給できます。
TPS23881 は TPS23880 に対して、電流センス抵抗値の低減、プログラム可能な電力制限の高精度化、容量測定、ROM からの操作機能に関して改良を加えた製品です (「デバイス比較表」を参照)。TPS23881 は TI の FirmPSE システム・ファームウェアと互換でもあるため、システム内で複数の TPS23881 デバイスを制御して最大 48 ポートの 4 ペア PoE 電源を供給できる完全に構成可能なソリューションを提供できます。
ポートごとに専用 ADC を備えているため、ポート電流を連続的に監視でき、また分類測定を同時に実行することでポートのターンオン時間を短縮できます。ポートの電力制限を±2.5% 精度でプログラム可能なため、最大供給電力を、90W から 125W を超える値に設定できます。 200mΩ の電流センス抵抗と外部 FET を使うアーキテクチャにより、サイズ、効率、熱、ソリューション・コストの要件のバランスが取れた設計が可能です。