IPC モジュールは、プロセッサ間通信のいくつかの方法をサポートしています。
- CPU ごとに 32 の IPC フラグ。ソフトウェアのポーリングを通じてイベントの通知やステータスの表示に使用できます。CPU ごとに 4 つのフラグ。割り込みを生成できます。
- 共有データ・レジスタ。CPU 間でコマンドその他の少量の情報を送信するために使用できます。このレジスタ名は、コマンド / レスポンス・システムをサポートするために決められたものですが、ソフトウェアでの定義に応じて任意の目的で使用できます。
- ブート・モードおよびステータス・レジスタ。これにより、CPU1 は CPU2 のブート・プロセスを制御できます。
- 汎用のフリーランニング 64 ビット・カウンタ。
- 2 つの共有メッセージ RAM。バルク・データの転送に使用できます。各 RAM は、両方の CPU から読み取ることができます。CPU1 は 1 つの RAM に書き込むことができ、CPU2 はもう 1 つの RAM に書き込むことができます。
図 7-4 に、IPC アーキテクチャを示します。