TLV903xL2 のプッシュプル出力は、POR 期間中は High (ソース電流) にラッチします。POR 期間の後、出力は High にラッチ され、CLR ピンの High から Low への遷移によりクリアされる必要があります。
ラッチの動作の概要を以下に示します。
- 最初の電源オン後の POR 期間中、出力は High になります。
- POR 期間中は入力遷移は無視されます。
- POR 期間の後、OUT は High にラッチされます。
- IN+ は IN- を通過しますが、ラッチ中は遷移は無視されます。
- CLR の立ち下がりエッジがリセットされ、次の遷移を待つラッチが作動可能になります。
- IN+ > IN- では、OUT が High になり、ラッチします。
- IN- > IN+ でも、OUT は High にラッチされたままです。
- CLR の立ち下がりエッジがリセットされ、次の遷移に向けてラッチが作動可能になります。
- IN+ が IN- を超えると、出力は High になり、再びラッチします。
- IN- > IN+ でも出力は High にラッチされたままです。