JAJSWI8A May 2025 – October 2025 TLV9020L , TLV9022L , TLV9030L , TLV9032L
PRODMIX
TLV90xxL ファミリには、すべてのピンに内部 ESD 保護回路が組み込まれています。入力には、各ピンから V- への独自の「スナップバック」型 ESD クランプが使用されています。V+ への「上側」ESD クランプはありません。これにより、入力ピンが電源電圧 (V+) を超えられます。ESD イベントの間、スナップバック ダイオードは「短絡」し、V- への Low インピーダンスになります (SCR など)。
電源やバッファ付きリファレンス ラインなど、低インピーダンスのソースに入力を接続する場合は、過渡によりクランプが導通した場合に過渡電流を制限するため、入力と直列に電流制限抵抗を追加することを TI では推奨しています。電流は 10mA 以下に制限する必要があります。この直列抵抗は、任意の抵抗入力分圧器またはネットワークの一部として使用できます。
ESD ダイオードは、高電圧にクランプできません。ESD クランプは、ツェナー ダイオードのような固定最大電圧で「ホールド」しません。入力を 5.5V を超える可能性がある電源に接続する場合は、最大入力電圧を超えないように外部クランプが必要です。
入力バイアス電流は、通常は V+ と V- の間の入力電圧に対して 5pA です。入力バイアス電流は、通常は温度が 10℃ 上昇するごとに 2 倍になります。