アプリケーションによって異なる勾配補償の値を選択できますが、一般的に推奨される理想的な値は、式 21に示すように、出力電圧をインダクタサイズで割ったものとして定義されます。
式 21.
この設計の場合、推奨値は 1.5A/μsです。式 8を使って計算すると、RSCの推奨値は 634kΩ となります。ただし、この具体的なアプリケーション例では、推奨される値よりも大きなスロープ補償を使用することにより、追加のマージンが確保され、さまざまな構成のテストにも適したものとなりました。したがって、200kΩ の値を使用しており、その結果、3.2A/μs になります。