通信ロガー機能と 表 3-1 に関連するすべてのレイヤの概要を以下に示します。通信ロガー機能では、受信した FSI フレームの各要素を制御センター GUI のロギングテーブルの別の列に表示します。この機能を CCS プロジェクトに追加するために必要な手順については、次の手引きで説明します。

ソフトウェアレイヤ

図 7-2 通信ロガーソフトウェアレイヤ

Sysconfig 構成

図 7-3 マイコン制御センターモジュール

図 7-4 FSI ロガーと通信ロガーを有効にする

図 7-5 FSI 通信ロガー構成

インクルードファイル

//
// Included Files
//
...
#include "export/export.h"
#include "logger/coms_logger.h"

通信ロガー初期化

//
// Logging Inits
//
EXPORT_init();
COMSLOG_init();

通信ロガーのアプリケーションコード

while(1)
{
    COMSLOG_transferBufferData();
}

通信ロガーのエラー処理 (オプション)

void COMSLOG_transferBufferOverflow() {

    //
    // Received too much data too quickly. The transfer buffer overflowed
    // Make the buffer larger
    //
    ESTOP0;

}

void COMSLOG_comsLinkError(uint16_t status) {

    //
    // FSI receive error occurred
    // Bad frames received
    //
    ESTOP0;
}

プロジェクトの構築

通信ロガーのアプリケーションコードを構築し、セクション 4 の手順に従って CCS 内で GUI を生成します。

通信ロガーツールのテスト

1. 通信ロガーアプリケーションをブリッジデバイスにフラッシュ
2. ブリッジデバイスの FSIRX ピンをプライマリデバイスの FSITX ピンに接続
   1. プライマリデバイスの FSITX_CLK をブリッジデバイスの FSIRX_CLK に接続
   2. プライマリデバイスの FSITX_D0 をブリッジデバイスの FSIRX_D0 に接続
   3. プライマリデバイスの FSITX_D1 をブリッジデバイスの FSIRX_D1 に接続 (オプション - デュアルデータレーンがフレーム構成で構成済みの場合)
3. USB コネクタを使用してブリッジデバイスを PC に接続
4. プライマリデバイスでアプリケーションロガーアプリケーションプロジェクトを実行
5. CCS 内で生成した GUI を開く
6. 次のような最終出力が表示

図 7-6 最終出力