JAJA996D December   2022  – September 2025 MSPM0C1105 , MSPM0C1106 , MSPM0G1105 , MSPM0G1106 , MSPM0G1107 , MSPM0G1505 , MSPM0G1506 , MSPM0G1507 , MSPM0G3105 , MSPM0G3106 , MSPM0G3107 , MSPM0G3505 , MSPM0G3506 , MSPM0G3507 , MSPM0L1105 , MSPM0L1106 , MSPM0L1227 , MSPM0L1227-Q1 , MSPM0L1228 , MSPM0L1228-Q1 , MSPM0L1303 , MSPM0L1304 , MSPM0L1304-Q1 , MSPM0L1305 , MSPM0L1305-Q1 , MSPM0L1306 , MSPM0L1306-Q1 , MSPM0L1343 , MSPM0L1344 , MSPM0L1345 , MSPM0L1346 , MSPM0L2227 , MSPM0L2227-Q1 , MSPM0L2228 , MSPM0L2228-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
    1. 1.1 ブートローダの概念
    2. 1.2 MSPM0 ブートローダの構造
      1. 1.2.1 ROM ベースの BSL
      2. 1.2.2 フラッシュ ベースのプラグイン インターフェイスを備えた ROM ベースの BSL
      3. 1.2.3 フラッシュベースのセカンダリ BSL
    3. 1.3 MSPM0 BSL の機能とデモの概要
  5. 2BSL ホストの実装の概要
  6. 3Non-Main (構成 NVM) における BSL 構成
    1. 3.1 Non-Main の紹介
    2. 3.2 例 – Sysconfig で PA18 BSL 起動ピンを無効化
  7. 4ブートローダーホスト
    1. 4.1 MCU ホスト コードの概要
      1. 4.1.1 ハードウェア接続
      2. 4.1.2 TXT からヘッダ ファイルへの変換
      3. 4.1.3 デモを使用する手順
    2. 4.2 PC ホストの例
      1. 4.2.1 イメージ ファイルとパスワード ファイルの準備
      2. 4.2.2 GUI を使用する手順
  8. 5ブートローダーのターゲット
    1. 5.1 デフォルトの ROM ベースの BSL
      1. 5.1.1 UART インターフェイス
      2. 5.1.2 I2C インターフェイス
    2. 5.2 フラッシュベースのプラグイン インターフェイスのデモ
      1. 5.2.1 UART インターフェイス
        1. 5.2.1.1 デモの使用手順
        2. 5.2.1.2 プラグイン インターフェイス コードをデバッグする方法
      2. 5.2.2 I2C インターフェイス
      3. 5.2.3 SPI インターフェイス
      4. 5.2.4 CAN インターフェイス
    3. 5.3 セカンダリ BSL デモ
      1. 5.3.1 フラッシュベースのセカンダリ BSL を 0x1000 から開始
      2. 5.3.2 フラッシュベースのセカンダリ BSL を 0x0000 から開始
        1. 5.3.2.1 MSPM0C 用のフラッシュベース 0x0 アドレス BSL デモ
        2. 5.3.2.2 ライブ ファームウェア アップデート
  9. 6よくある質問
    1. 6.1 リンカ ファイルの変更
    2. 6.2 デバイスを回復するための CCS によるファクトリ リセット
  10. 7参考資料
  11. 8改訂履歴

例 – Sysconfig で PA18 BSL 起動ピンを無効化

NON-MAIN 構成は Sysconfig で行うことができます。以下に、NON-MAIN フラッシュで PA18 の BSL 呼び出し機能を無効化する例を示します。なお、PA18 はデフォルト設定では NON-MAIN にて BSL 呼び出し用に割り当てられています。アプリケーションで PA18 を BSL 呼び出しに使用しない場合、このピンをプルダウンするか、NON-MAIN で BSL 呼び出し機能を無効化して、電源投入時やリセット時にデバイスが BSL モードに入るのを防ぐ必要があります。

  1. Sysconfig を開き、NVM の設定を追加すると、NON-MAIN フラッシュを有効化するリスクを知らせるエラーが表示されます。ステップ 2 で設定リスクを承認すると、エラーを取り除くことができます。
     PA18 BSL 起動ピンを無効化するステップ 1図 3-1 PA18 BSL 起動ピンを無効化するステップ 1
  2. 図 3-2に示されている PA18 BSL 起動関数をディセーブルにするか、図 3-3に示されている別の BSL 起動ピンを選択します。
     PA18 BSL 起動関数を無効化図 3-2 PA18 BSL 起動関数を無効化
     BSL 起動として他のピンを選択し図 3-3 BSL 起動として他のピンを選択し
  3. Code Composer Studio™ (CCS)、または Keil でプロジェクトをビルドし、その後コードをフラッシュにダウンロードします。画像をダウンロードするために重要なことは、メイン以外のフラッシュ消去を有効にすることです。例えば CCS では、図 3-4でこれを有効にします。
     NON-MAIN フラッシュ消去を有効化図 3-4 NON-MAIN フラッシュ消去を有効化