JAJSOE7E June 2022 – April 2025 ADC12DJ5200-EP
PRODUCTION DATA
バックグラウンド キャリブレーション モードでは、データの中断なしにADCを連続動作させることができます。この連続動作は、キャリブレーションされた後、以前にアクティブだった他の ADC コアのいずれかの動作を引き継ぐ追加の ADC コアをアクティブにすることにより実現されます。その ADC コアがオフラインになると、その ADC はキャリブレーションされ、動作を引き継ぎ、次の ADC のキャリブレーションが行われます。このプロセスは連続的に動作し、システムの動作条件の変化に関係なく、ADCコアは常に最適な性能を提供します。アクティブ ADC コアが追加されているため、バックグラウンド キャリブレーション モードでは、フォアグラウンド キャリブレーション モードに比べて消費電力が増加しています。ローパワーバックグラウンドキャリブレーション(LPBG)モードセクションで説明する低消費電力のバックグラウンドキャリブレーション(LPBG)モードを使うと、標準のバックグラウンドキャリブレーションモードに比べて平均消費電力を低減できます。バックグラウンド キャリブレーションは、CAL_BG を設定することで有効化できます (キャリブレーション構成 0 レジスタ を参照)。CAL_TRIG_ENを0に、CAL_SOFT_TRIGを1に設定する必要があります。
コアのスイッチングプロセスが発生する際、変換データへの影響を最小限に抑えるよう細心の注意が払われていますが、コアが入れ替わっているため、コンバータのデータで小さなグリッチが依然として発生する可能性があります。