JAJSW60A March 2025 – August 2025 DRV8263-Q1
PRODUCTION DATA
DRV8263-Q1 デバイスは、3 つの異なるモードを備えており、EN/IN1 ピンと PH/IN2 ピンを使った各種制御方式に対応しています。制御モードは、モード設定により選択します。モードは、HW バリアントでは MODE ピン、SPI バリアントでは CONFIG3 レジスタの S_MODE ビットによって決まる 3 レベルの設定です (表 7-3 参照)。
| MODE ピン | S_MODE ビット | デバイス モード | 説明 |
|---|---|---|---|
|
RLVL1 |
00b | PH/EN モード | フルブリッジ モード、 EN/IN1 は PWM 入力、PH/IN2 は方向入力 |
| RLVL2 |
01b |
独立モード |
2 つのハーフブリッジを個別に制御 |
|
RLVL3 |
10b、11b | PWM モード | フルブリッジ モード、 方向に応じて EN/IN1 および PH/IN2 が それぞれ PWM を制御 |
HW バリアントでは、電源オンまたはスリープからのウェイクアップ後のデバイス初期化時に、MODE ピンがラッチされます。動作中の更新はブロックされます。
デバイスの SPI バリアントでは、SPI 通信が利用可能なときに S_MODE ビットに書き込むことで、いつでもモード設定を変更できます。この変更はすぐに反映されます。
入力は、静的電圧信号 (100% 駆動モード) またはパルス幅変調 (PWM) 電圧信号 (PWM 駆動モード) を受け入れます。VM を印加する前に、デバイスの入力ピンに電力を供給しても問題ありません。入力がない場合に出力がハイ インピーダンスになるように、デフォルトで nSLEEP ピンおよび DRVOFF ピンには、それぞれ内部プルダウン抵抗およびプルアップ抵抗が接続されています。EN/IN1 ピンおよび PH/IN2 ピンにも、内部プルダウン抵抗が接続されています。以下のセクションでは、各制御モードの真理値表を示します。
このデバイスは、ハーフブリッジ切り替え時のハイサイド FET とローサイド FET の遷移中に必要となる希望のデッドタイムを自動的に生成します。このタイミングは、内部での FET ゲート - ソース間電圧フィードバックに基づきます。外部タイミングは必要ありません。この方式により、最小デッドタイムが提供されるとともに、シュートスルー電流がないことも保証されます。