JAJU964 December   2024

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 用語
    2. 1.2 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
      1. 2.2.1 制御システム設計理論
        1. 2.2.1.1 PWM 変調
        2. 2.2.1.2 電流ループモデル
        3. 2.2.1.3 DCバス電圧制御ループ
        4. 2.2.1.4 DC 電圧のバランス コントローラ
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 TMS320F280013x
      2. 2.3.2 UCC5350
      3. 2.3.3 AMC1350
      4. 2.3.4 TMCS1123
      5. 2.3.5 UCC28750
      6. 2.3.6 LM25180
      7. 2.3.7 ISOTMP35
      8. 2.3.8 TLV76133
      9. 2.3.9 TLV9062
    4. 2.4 ハードウェア設計
      1. 2.4.1  インダクタの設計
      2. 2.4.2  バス コンデンサの選択
      3. 2.4.3  入力AC電圧検出
      4. 2.4.4  出力 DCBUS 電圧検出
      5. 2.4.5  補助電源
      6. 2.4.6  絶縁型電源
      7. 2.4.7  インダクタ電流検出
      8. 2.4.8  ゲート ドライバ
      9. 2.4.9  絶縁型温度センシング
      10. 2.4.10 過電流および過電圧保護 (CMPSS)
  9. 3ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
      1. 3.1.1 ハードウェアの概要
        1. 3.1.1.1 基板の概要
        2. 3.1.1.2 試験装置
    2. 3.2 ソフトウェア要件
      1. 3.2.1 GUI の概要
        1. 3.2.1.1 テスト設定
        2. 3.2.1.2 GUI ソフトウェアの概要
        3. 3.2.1.3 GUI によるテスト手順
      2. 3.2.2 ファームウェアの概要
        1. 3.2.2.1 Code Composer Studio™ 内でプロジェクトを開く
        2. 3.2.2.2 プロジェクト構造
        3. 3.2.2.3 テスト設定
        4. 3.2.2.4 プロジェクトの実行
          1. 3.2.2.4.1 INCR_BUILD 1:開ループ
            1. 3.2.2.4.1.1 プロジェクトの設定、ビルド、およびロード
            2. 3.2.2.4.1.2 デバッグ環境設定ウィンドウ
            3. 3.2.2.4.1.3 リアルタイム エミュレーションの使用
            4. 3.2.2.4.1.4 コードの実行 (ビルド 1)
          2. 3.2.2.4.2 INCR_BUILD 2:閉電流ループ
            1. 3.2.2.4.2.1 コードの実行 (ビルド 2)
            2. 3.2.2.4.2.2 プロジェクトのビルドおよびロードとデバッグの設定
          3. 3.2.2.4.3 INCR_BUILD 3:閉電圧および電流ループ
            1. 3.2.2.4.3.1 プロジェクトのビルドおよびロードとデバッグの設定
            2. 3.2.2.4.3.2 コードの実行 (ビルド 3)
          4. 3.2.2.4.4 INCR_BUILD 4:閉バランス、電圧、および電流ループ
            1. 3.2.2.4.4.1 プロジェクトのビルドおよびロードとデバッグの設定
            2. 3.2.2.4.4.2 コードの実行 (ビルド 4)
    3. 3.3 テスト結果
      1. 3.3.1  IGBT ゲートの立ち上がり時間および立ち下がり時間
      2. 3.3.2  パワーオン シーケンス
      3. 3.3.3  GUI による PFC の開始
      4. 3.3.4  380VAC、9kW 時のゼロ クロス
      5. 3.3.5  380VAC、10kW 時の電流リップル
      6. 3.3.6  グリッド電力での 10kW 負荷テスト
      7. 3.3.7  AC 電源での 9kW 負荷テスト
      8. 3.3.8  電力アナライザの結果
      9. 3.3.9  熱性能
      10. 3.3.10 電圧短絡割り込みテスト
      11. 3.3.11 効率、iTHD、力率のテスト結果
  10. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 デザイン ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 部品表 (BOM)
    2. 4.2 ツールとソフトウェア
    3. 4.3 ドキュメントのサポート
    4. 4.4 サポート・リソース
    5. 4.5 商標
  11. 5著者について

TMCS1123

TMCS1123 は、業界をリードする絶縁性と精度を備えたガルバニック絶縁ホール効果電流センサです。入力電流に比例する出力電圧により、優れた直線性と、あらゆる感度オプションで低ドリフトを実現しています。ドリフト補償を内蔵した高精度のシグナル コンディショニング回路は、システム レベルのキャリブレーションなしで、温度範囲と寿命全体にわたり 1.4% 未満の最大感度誤差を達成しており、室温キャリブレーションを 1 回のみ実行した場合には、寿命および温度ドリフトを考慮しても 1% 未満の最大感度誤差を達成します。

AC または DC 入力電流は内部導体を流れて磁界を生成し、内蔵のオンチップ ホール効果センサにより測定します。コアレス構造のため、磁気コンセントレータは不要です。差動ホール センサは、外部の浮遊磁界による干渉を排除します。導体抵抗が小さいので、測定可能な電流範囲が最大 ±96A まで拡大すると同時に、電力損失を最小化し、放熱要件を緩和できます。5kVRMS に耐える絶縁と、最小 8.1mm の沿面距離および空間距離により、最大 1.3kVDC の信頼性の高い寿命の強化動作電圧を実現します。内蔵シールドにより、優れた同相除去と過渡耐性を実現しています。

固定感度とすることで、デバイスは 3V~5.5V の単一電源で動作でき、レシオメトリック誤差をなくし、電源ノイズ除去を向上させています。