JAJU964 December 2024
大半のパワー エレクトロニクス コンバータは、過電流と過電圧イベントから保護する必要があります。図 2-15 に示すように、このデザインでは複数のコンパレータが必要で、トリップの基準を生成する必要があります。
図 2-15 コンパレータと基準発生器を使用したPWMの検出信号生成TMS320F280013x などの C2000 MCU を使用することで、CMPSS の一部としてオンチップ ウィンドウ コンパレータが搭載され、PWM モジュールに内部接続されるため、PWM の高速トリップが可能となり、このような回路はすべて不要となります。図 2-16 に示すように、オンチップ リソースを使用することで追加部品が不要となり、最終アプリケーションにおいて基板面積を節約し、コスト効率を高めることができます。
図 2-16 過電流および過電圧保護用のコンパレータ サブシステム (CMPSS)