JAJSP37B july 2022 – july 2023 TAS2781
PRODUCTION DATA
TAS2781 はダイ温度を監視し、ダイ温度がスレッショルドの設定値に到達すると、自動的にオーディオ信号に制限をかけることができます。内部の DSP が各レジスタに必要な計算を行うため、この保護メカニズムを構成するためにサーマル・フォールドバック・レジスタを使用することを推奨します。
サーマル・フォールドバックをディセーブルにするには、TFB_EN ビットを使用します。ダイ温度がの TF_TMP_TH[31:0] レジスタ・ビットで設定した値に達すると、この機能によりオーディオ信号は減衰を開始して、過熱によるデバイスのシャットダウンを防止します。この機能は、TF_SLP[31:0] レジスタ・ビットに値を設定することにより、TF_TMP_TH[31:0] レジスタ・ビットで設定した温度範囲でオーディオ信号を減衰します。サーマル・フォールドバック・アタックは、TF_ATK[31:0] レジスタ・ビットを使用して設定します。最大減衰を指定するには、TF_MAX_ATN[31:0] レジスタ・ビットを使用します。ただし、デバイスの温度が上昇し続ける場合は、最終的にデバイスの過熱がトリガされます。減衰は TF_HLD[31:0] レジスタ・ビットで設定したサンプル数の間保持された後、解放を開始します。