JAJSHA5B May   2019  – January 2021 DS90UH941AS-Q1

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. 概要 (続き)
  6. ピン構成と機能
    1.     ピン機能
  7. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 DC 電気的特性
    6. 7.6 AC 電気的特性
    7. 7.7 外部クロック基準の推奨タイミング
    8. 7.8 シリアル制御バスの推奨タイミング
    9. 7.9 タイミング図
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 機能説明
      1. 8.3.1  DSI レシーバ
        1. 8.3.1.1 DSI の動作モード
          1. 8.3.1.1.1 高速モード
          2. 8.3.1.1.2 25
          3. 8.3.1.1.3 グローバル動作タイミング・パラメータ
        2. 8.3.1.2 THS-SKIP の設定
        3. 8.3.1.3 DSI エラーおよびステータス
          1. 8.3.1.3.1 DSI/DPHY のエラー検出および報告
          2. 8.3.1.3.2 DSI プロトコル・エラー検出
          3. 8.3.1.3.3 DSI エラー報告
          4. 8.3.1.3.4 DSI エラー・カウンタ
          5. 8.3.1.3.5 DSI - FPD-Link III バッファのエラー
        4. 8.3.1.4 サポートされる DSI ビデオ形式
      2. 8.3.2  高速フォワード・チャネル・データ転送
      3. 8.3.3  バック・チャネル・データ転送
      4. 8.3.4  FPD-Link III ポート・レジスタ・アクセス
      5. 8.3.5  ビデオ制御信号
      6. 8.3.6  パワーダウン・ピン (PDB)
      7. 8.3.7  シリアル・リンク・フォルトの検出
      8. 8.3.8  割り込みサポート
        1. 8.3.8.1 割り込みピン (INTB)
        2. 8.3.8.2 リモート割り込みピン (REM_INTB)
      9. 8.3.9  GPIO サポート
        1. 8.3.9.1 GPIO[3:0] の設定
        2. 8.3.9.2 バック・チャネルの設定
        3. 8.3.9.3 GPIO_REG[8:5] の設定
      10. 8.3.10 SPI 通信
        1. 8.3.10.1 SPI モードの設定
        2. 8.3.10.2 フォワード・チャネル SPI の動作
        3. 8.3.10.3 リバース・チャネル SPI の動作
      11. 8.3.11 オーディオ・モード
        1. 8.3.11.1 I2S オーディオ・インターフェイス
          1. 8.3.11.1.1 I2S 伝送モード
          2. 8.3.11.1.2 I2S リピータ
          3. 8.3.11.1.3 スプリッタおよびレプリケート・モードでのオーディオ
        2. 8.3.11.2 TDM オーディオ・インターフェイス
      12. 8.3.12 HDCP
        1. 8.3.12.1 HDCP I2S オーディオ暗号化
      13. 8.3.13 組み込みセルフ・テスト (BIST)
        1. 8.3.13.1 BIST の構成と状態
        2. 8.3.13.2 フォワード・チャネルおよびバックワード・チャネルのエラー・チェック
      14. 8.3.14 内部パターン生成
        1. 8.3.14.1 パターンの選択肢
        2. 8.3.14.2 カラー・モード
        3. 8.3.14.3 ビデオ・タイミング・モード
        4. 8.3.14.4 外部タイミング
        5. 8.3.14.5 パターン反転
        6. 8.3.14.6 自動スクロール
        7. 8.3.14.7 追加機能
      15. 8.3.15 EMI 低減機能
        1. 8.3.15.1 SSC の許容入力範囲
    4. 8.4 デバイスの機能モード
      1. 8.4.1 モード選択設定 (MODE_SEL[1:0])
      2. 8.4.2 クロック・モード
        1. 8.4.2.1 DSI クロック・モード
        2. 8.4.2.2 ピクセル・クロック・モード
          1. 8.4.2.2.1 DSI 基準クロック・モード
          2. 8.4.2.2.2 外部基準クロック・モード
          3. 8.4.2.2.3 内部基準クロック
          4. 8.4.2.2.4 独立 2:2 モード用外部基準クロック
      3. 8.4.3 デュアル DSI 入力モード
        1. 8.4.3.1 デュアル DSI 動作要件
        2. 8.4.3.2 デュアル DSI 動作の有効化
        3. 8.4.3.3 デュアル DSI 制御およびステータス
      4. 8.4.4 3D 形式のサポート (シングル DSI 入力)
        1. 8.4.4.1 左 / 右 3D 形式のサポート
        2. 8.4.4.2 交互ライン 3D 形式のサポート
        3. 8.4.4.3 交互ピクセル 3D 形式のサポート
      5. 8.4.5 独立 2:2 モード
        1. 8.4.5.1 独立 2:2 モードの設定
        2. 8.4.5.2 独立 2:2 モードに設定するためのサンプル・コード
        3. 8.4.5.3 93
      6. 8.4.6 FPD-Link III の動作モード
        1. 8.4.6.1 シングル・リンク・モード
        2. 8.4.6.2 デュアル・リンク・モード
        3. 8.4.6.3 レプリケート・モード
        4. 8.4.6.4 スプリッタ・モード
          1. 8.4.6.4.1 DSI 対称型分割
            1. 8.4.6.4.1.1 対称型分割 – 左 / 右
            2. 8.4.6.4.1.2 対称型分割 – 交互ピクセル分割
            3. 8.4.6.4.1.3 対称型分割 – 交互ライン分割
            4. 8.4.6.4.1.4 103
          2. 8.4.6.4.2 DSI 非対称型分割
            1. 8.4.6.4.2.1 クロッピングによる非対称型分割
            2. 8.4.6.4.2.2 DSI の VC-ID による非対称型分割
          3. 8.4.6.4.3 スプリッタ動作の設定
    5. 8.5 プログラミング
      1. 8.5.1 シリアル制御バス
      2. 8.5.2 マルチマスタ調停のサポート
      3. 8.5.3 マルチマスタ動作に関する I2C の制約
      4. 8.5.4 新世代の FPD-Link III デバイスのためのデバイス・レジスタへのマルチマスタ・アクセス
      5. 8.5.5 旧世代の FPD-Link III デバイスのデバイス・レジスタへのマルチマスタ・アクセス
      6. 8.5.6 マルチマスタ動作の制御チャネル方向の制約
    6. 8.6 レジスタ・マップ
      1. 8.6.1 メイン・レジスタ
      2. 8.6.2 DSI ポート 0 およびポート 1 間接レジスタ
      3. 8.6.3 アナログ間接レジスタ
      4. 8.6.4 ポート 0 およびポート 1 パターン・ジェネレータ間接レジスタ
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 設計要件
      2. 9.2.2 詳細な設計手順
        1. 9.2.2.1 高速相互接続のガイドライン
      3. 9.2.3 アプリケーション曲線
  10. 10電源に関する推奨事項
    1. 10.1 VDD 電源
    2. 10.2 パワーアップと初期化
  11. 11レイアウト
    1. 11.1 レイアウトのガイドライン
      1. 11.1.1 グランド
      2. 11.1.2 FPD-Link III 信号トレースの配線
      3. 11.1.3 DSI 信号トレースの配線
    2. 11.2 レイアウト例
  12. 12デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 12.1 ドキュメントのサポート
      1. 12.1.1 関連資料
    2. 12.2 サポート・リソース
    3. 12.3 商標
    4. 12.4 静電気放電に関する注意事項
    5. 12.5 用語集
  13. 13メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

DSI ポート 0 およびポート 1 間接レジスタ

「DSI 間接レジスタの概要」に、DS90UH941AS-Q1 の間接 DSI レジスタの概要を示します。表 8-145 にないレジスタ・オフセット・アドレスはすべて予約済みと見なすべきであり、レジスタ内容は変更しないでください。

レジスタへのアクセスは、間接アクセス・レジスタ (IND_ACC_CTL、IND_ACC_ADDR、IND_ACC_DATA) を使った間接アクセス機構によって行われます。これらのレジスタはメイン・レジスタ空間のオフセット 0x40~0x42 に配置されています。

この間接アドレス機構には、目的のブロックを選択するための制御レジスタの設定、レジスタ・オフセット・アドレスの設定、データ・レジスタの読み書きが含まれます。また、データ・レジスタの読み書きの後にオフセット・アドレスを自動的にインクリメントするための自動インクリメント機能が制御レジスタに備わっています。

書き込み処理は次のとおりです。

  1. 目的のレジスタ・ブロックを選択するために ND_ACC_CTL レジスタに書き込みます。
    • DSI/D-PHY ポート 0 間接レジスタを選択するには 0x40 = 0x04 を設定します。
    • DSI/D-PHY ポート 1 間接レジスタを選択するには 0x40 = 0x08 を設定します。
  2. レジスタ・オフセットを設定するために IND_ACC_ADDR レジスタに書き込みます。
  3. IND_ACC_DATA レジスタにデータ値を書き込みます。

IND_ACC_CTL レジスタで自動インクリメントが設定されている場合、手順 3 を繰り返すと追加のデータ・バイトが次のレジスタ・オフセット位置に書き込まれます。

読み出し処理は次のとおりです。

  1. 目的のレジスタ・ブロックを選択するために ND_ACC_CTL レジスタに書き込みます。
    • DSI/D-PHY ポート 0 間接レジスタの選択と読み出しを行うには 0x40 = 0x05 を設定します。
    • DSI/D-PHY ポート 1 間接レジスタの選択と読み出しを行うには 0x40 = 0x09 を設定します。
  2. レジスタ・オフセットを設定するために IND_ACC_ADDR レジスタに書き込みます。
  3. IND_ACC_DATA レジスタから読み出します。

IND_ACC_CTL レジスタで自動インクリメントが設定されている場合、手順 3 を繰り返すと追加のデータ・バイトが次のレジスタ・オフセット位置から読み出されます。

表 8-145 DSI 間接レジスタの概要
オフセット略称レジスタ名セクション
0x1DPHY_TINIT_TIMING表示
0x2DPHY_TERM_TIMING表示
0x3DPHY_CLK_SETTLE_TIMING表示
0x4DPHY_HS_SETTLE_TIMING表示
0x5DPHY_SKIP_TIMING表示
0x6DPHY_LP_POLARITY表示
0x7DPHY_BYPASS表示
0x8HSRX_TO_CNT表示
0xFDPHY_STATUS表示
0x10DPHY_DLANE0_ERR表示
0x11DPHY_DLANE1_ERR表示
0x12DPHY_DLANE2_ERR表示
0x13DPHY_DLANE3_ERR表示
0x14DPHY_ERR_CLK_LANE表示
0x15DPHY_SYNC_STS表示
0x20DSI_CONFIG_0表示
0x21DSI_CONFIG_1表示
0x22DSI_ERR_CFG_0表示
0x23DSI_ERR_CFG_1表示
0x28DSI_STATUS表示
0x29 DSI_ERR_COUNT 表示
0x2ADSI_VC_DTYPE表示
0x2BDSI_ERR_RPT_0表示
0x2CDSI_ERR_RPT_1表示
0x2DDSI_ERR_RPT_2表示
0x30DSI_HSW_CFG_HI表示
0x31DSI_HSW_CFG_LO表示
0x32DSI_VSW_CFG_HI表示
0x33DSI_VSW_CFG_LO表示
0x34DSI_SYNC_DLY_CFG_HI表示
0x35DSI_SYNC_DLY_CFG_LO表示
0x36DSI_EN_HSRX表示
0x37DSI_EN_LPRX表示
0x38DSI_EN_RXTERM表示
0x3ADSI_PCLK_DIV_M表示
0x3BDSI_PCLK_DIV_N表示

表 8-188 に、このセクションでアクセス・タイプに使用しているコードを示します。

表 8-146 レジスタ・アクセス・タイプ・コード
アクセス・タイプコード説明
RR読み出し専用アクセス
R/WR/W読み出し / 書き込みアクセス
R/W/RCR/W/RC読み出し / 書き込みアクセス / 読み出すことでクリア

8.6.2.1 DPHY_TINIT_TIMING レジスタ (オフセット = 0x1) [リセット = 0h]

表 8-147 に、DPHY_TINIT_TIMING を示します。

概略表に戻ります。

表 8-147 DPHY_TINIT_TIMING レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-3RESERVEDR0h予約済み
2-0TINIT_TIMER/W0h電源オン後の D-PHY 初期化時間 (単位:100µs)
初期化時間 = (TINIT_TIME + 1) * 100µs

8.6.2.2 DPHY_TERM_TIMING レジスタ (オフセット = 0x2) [リセット = 0h]

表 8-148 に、DPHY_TERM_TIMING を示します。

概略表に戻ります。

表 8-148 DPHY_TERM_TIMING レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6-4RESERVEDR0h予約済み
3RESERVEDR0h予約済み
2-0DPHY_TERM_DATA
_TIMING
R/W0hTD TermEn の最終カウント

8.6.2.3 DPHY_CLK_SETTLE_TIMING レジスタ (オフセット = 0x3) [リセット = 1Dh]

表 8-149 に、DPHY_CLK_SETTLE_TIMING を示します。

概略表に戻ります。

表 8-149 DPHY_CLK_SETTLE_TIMING レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6-0TCLK_SETTLE_CNTR/W1DhTCLK-SETTLE
Tclk セトリング時間の最終カウント (単位:10ns)

8.6.2.4 DPHY_HS_SETTLE_TIMING レジスタ (オフセット = 0x4) [リセット = 14h]

表 8-150 に、DPHY_HS_SETTLE_TIMING を示します。

概略表に戻ります。

表 8-150 DPHY_HS_SETTLE_TIMING レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6-0THS_SETTLE_CNTR/W14hTHS-SETTLE セトリング時間の最終カウント (単位:10ns)

8.6.2.5 DPHY_SKIP_TIMING レジスタ (オフセット = 0x5) [リセット = 3Ah]

表 8-151 に、DPHY_SKIP_TIMING を示します。

概略表に戻ります。

表 8-151 DPHY_SKIP_TIMING レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6-1TSKIP_CNTR/W1DhTskip カウント
このレジスタは、送信終了を検出する際に無視されるデータ量を制御します。この値は、DDR クロック単位 (2 UI の間隔) です。このレジスタの設定は、D-PHY レーン周波数に依存します。
0RESERVEDR0h予約済み

8.6.2.6 DPHY_LP_POLARITY レジスタ (オフセット = 0x6) [リセット = 0h]

表 8-152 に、DPHY_LP_POLARITY を示します。

概略表に戻ります。

表 8-152 DPHY_LP_POLARITY レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-5RESERVEDR0h予約済み
4POL_LP_CLK0R/W0hLP クロック 0 の極性
3-0POL_LP_DATAR/W0hLP データの極性

8.6.2.7 DPHY_BYPASS レジスタ (オフセット = 0x7) [リセット = 0h]

表 8-153 に、DPHY_BYPASS を示します。

概略表に戻ります。

表 8-153 DPHY_BYPASS レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7BYPASS_TINITR/W0hTinit 待機時間をバイパスします。
6BYPASS_TCK_MISSR/W0hTck ミス時間をバイパスします。
5BYPASS_ULPS_CK0R/W0hCLK0 の ULPS をバイパスします。
4-0BYPASS_LPR/W0hクロックおよびデータ・レーン (3、2、1、0) の LP をバイパスします。

8.6.2.8 HSRX_TO_CNT レジスタ (オフセット = 0x8) [リセット = 0h]

表 8-154 に、HSRX_TO_CNT を示します。

概略表に戻ります。

表 8-154 HSRX_TO_CNT レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-0HSRX_TO_CNTR/W0hタイムアウト・カウンタ (単位:ms)このタイマは 1ms の幅を持ちます。
例:HSRX_TO_CNT = 1 の場合、タイムアウトは 0~1ms の間に発生し、HSRX_TO_CNT = 255 の場合、タイムアウトは 254~255ms の間に発生します。レジスタ値が 0 の場合、タイムアウトは機能しません。

8.6.2.9 DPHY_STATUS レジスタ (オフセット = 0xF) [リセット = 0h]

表 8-155 に、DPHY_STATUS を示します。

概略表に戻ります。

表 8-155 DPHY_STATUS レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6LANE_SYNC_ERRORR/ROC0hD-PHY レーン同期エラー
このフラグは、どのデータ・レーンにも正しい同期が検出されなかったことを示します。有効化された各レーンは、同期シーケンスを同時に検出するはずです。これが正しく行われない場合、このフラグがセットされます。また、DPHY_SYNC_STS レジスタを読み出すことで、直近のエラー状態での同期ステータスを確認できます。
5DPHY_LANE_ERRORR0hD-PHY レーン・エラーの検出このビットがセットされている場合、1 つ以上のクロックまたはデータ・レーンがエラーを検出したことを示します。エラーを確認するには、DPHY_DLANEx_ERR および DPHY_CLANE_ERR レジスタを読み出します。レーン・エラー・レジスタを読み出すと、このフラグはクリアされます。
4C_LANE_ACTIVER0hクロック・レーン・アクティブ
0:クロック・レーンは非アクティブ
1:クロック・レーンはアクティブ
3-0D_LANE_ACTIVER0hデータ・レーン・アクティブ
各データ・レーンについて、レーンがアクティブとして検出されたかどうかをこのレジスタは報告します。
0:データ・レーンは非アクティブ
1:データ・レーンはアクティブ

8.6.2.10 DPHY_DLANE0_ERR レジスタ (オフセット = 0x10) [リセット = 0h]

表 8-156 に、DPHY_DLANE0_ERR を示します。

概略表に戻ります。

表 8-156 DPHY_DLANE0_ERR レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-5RESERVEDR0h予約済み
4EOT_SYNC_ERROR_0R/ROC0h送信終了同期エラー - 訂正不可
3SOT_ERROR_0R/ROC0h同期シーケンスのビット・エラー - 訂正可
2SOT_SYNC_ERROR_0R/ROC0h同期シーケンス・エラー - 訂正不可
1CNTRL_ERR_HSRQST_0R/ROC0hHS 要求モードでの制御エラー
0HS_RX_TO_ERROR_0R/ROC0hHS 送信タイムアウト・エラー

8.6.2.11 DPHY_DLANE1_ERR レジスタ (オフセット = 0x11) [リセット = 0h]

表 8-157 に、DPHY_DLANE1_ERR を示します。

概略表に戻ります。

表 8-157 DPHY_DLANE1_ERR レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-5RESERVEDR0h予約済み
4EOT_SYNC_ERROR_1R/ROC0h送信終了同期エラー - 訂正不可
3SOT_ERROR_1R/ROC0h同期シーケンスのビット・エラー - 訂正可
2SOT_SYNC_ERROR_1R/ROC0h同期シーケンス・エラー - 訂正不可
1CNTRL_ERR_HSRQST_1R/ROC0hHS 要求モードでの制御エラー
0HS_RX_TO_ERROR_1R/ROC0hHS 送信タイムアウト・エラー

8.6.2.12 DPHY_DLANE2_ERR レジスタ (オフセット = 0x12) [リセット = 0h]

表 8-158 に、DPHY_DLANE2_ERR を示します。

概略表に戻ります。

表 8-158 DPHY_DLANE2_ERR レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-5RESERVEDR0h予約済み
4EOT_SYNC_ERROR_2R/ROC0h送信終了同期エラー - 訂正不可
3SOT_ERROR_2R/ROC0h同期シーケンスのビット・エラー - 訂正可
2SOT_SYNC_ERROR_2R/ROC0h同期シーケンス・エラー - 訂正不可
1CNTRL_ERR_HSRQST_2R/ROC0hHS 要求モードでの制御エラー
0HS_RX_TO_ERROR_2R/ROC0hHS 送信タイムアウト・エラー

8.6.2.13 DPHY_DLANE3_ERR レジスタ (オフセット = 0x13) [リセット = 0h]

表 8-159 に、DPHY_DLANE3_ERR を示します。

概略表に戻ります。

表 8-159 DPHY_DLANE3_ERR レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-5RESERVEDR0h予約済み
4EOT_SYNC_ERROR_3R/ROC0h送信終了同期エラー - 訂正不可
3SOT_ERROR_3R/ROC0h同期シーケンスのビット・エラー - 訂正可
2SOT_SYNC_ERROR_3R/ROC0h同期シーケンス・エラー - 訂正不可
1CNTRL_ERR_HSRQST_3R/ROC0hHS 要求モードでの制御エラー
0HS_RX_TO_ERROR_3R/ROC0hHS 送信タイムアウト・エラー

8.6.2.14 DPHY_ERR_CLK_LANE レジスタ (オフセット = 0x14) [リセット = 0h]

表 8-160 に、DPHY_ERR_CLK_LANE を示します。

概略表に戻ります。

表 8-160 DPHY_ERR_CLK_LANE レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-4RESERVEDR0h予約済み
3CNTRL_ERR_ULPRQST
_CLK
R/ROC0hULP 要求モードでの制御エラー
2CNTRL_ERR_HSRQST
_CLK
R/ROC0hHS 要求モードでの制御エラー
1ULPS_INVALID_ERR
_CLK
R/ROC0hULP モードで検出された無効な ULP 状態
0HS_RX_TO_ERROR
_CLK
R/ROC0hHS 送信タイムアウト・エラー

8.6.2.15 DPHY_SYNC_STS レジスタ (オフセット = 0x15) [リセット = 0h]

表 8-161 に、DPHY_SYNC_STS を示します。

概略表に戻ります。

表 8-161 DPHY_SYNC_STS レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-4RESERVEDR0h予約済み
3DLANE3_SYNC_STSR0hDLANE 3 の同期ステータス
直近の同期エラー中のデータ・レーン 3 の同期ステータスを報告します。
2DLANE2_SYNC_STSR0hDLANE 2 の同期ステータス
直近の同期エラー中のデータ・レーン 2 の同期ステータスを報告します。
1DLANE1_SYNC_STSR0hDLANE 1 の同期ステータス
直近の同期エラー中のデータ・レーン 1 の同期ステータスを報告します。
0DLANE0_SYNC_STSR0hDLANE 0 の同期ステータス
直近の同期エラー中のデータ・レーン 0 の同期ステータスを報告します。

8.6.2.16 DSI_CONFIG_0 レジスタ (オフセット = 0x20) [リセット = 7Fh]

表 8-162 に、DSI_CONFIG_0 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-162 DSI_CONFIG_0 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6DSI_TRY_RECOVERYR/W1hDSI 復帰試行
1 に設定すると、DSI プロトコル・モジュールはエラー状態からの復帰を試みます。
5DSI_IGNORE_HS_CMDR/W1hDSI HS コマンドを無視
0:HS コマンドを処理
1:HS コマンドを無視
4DSI_SYNC_PULSESR/W1h同期パルス生成の制御
0:元の VS/HS タイミングを再生成しない
1:元の VS/HS タイミングを再生成
3-0DSI_VC_ENABLER/WFhVC-ID の有効化
この 4 ビット・フィールドの各ビットが、4 つの仮想チャネル ID の 1 つを有効化します。必要な VC-ID を持たないパケットが受信されると、エラーが報告されます。DSI_ERR_DET ビットでエラーが報告されるようにするには、DSI_INV_VC_ERR_EN ビットもセットする必要があります。これらの制御機能は、無効な VC-ID を持つパケットをフィルタ処理で除去しません。

8.6.2.17 DSI_CONFIG_1 レジスタ (オフセット = 0x21) [リセット = 0h]

表 8-163 に、DSI_CONFIG_1 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-163 DSI_CONFIG_1 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7DSI_NO_GRAYSCALER/W0hグレイスケール補間の無効化
24 ビット未満の DSI RGB データ・タイプの場合、RGB888 への変換では、グレースケール範囲を拡大するため、普段は使われない下位のサブピクセル・ビットに上位のサブピクセル・ビットが複製されます。
0:グレイスケール補間を有効化
1:グレイスケール補間を無効化
6DSI_VS_POLARITYR/W0hDSI VS の極性制御
0:VS 信号はアクティブ High
1:VS 信号はアクティブ Low
5DSI_HS_POLARITYR/W0hDSI HS の極性制御
0:HS 信号はアクティブ High
1:HS 信号はアクティブ Low
4DSI_HOLD_ERRR/W0hエラーの保持
1 に設定すると、ラッチされたエラー状態が、パルスではなく dsi_err ステータス表示で示されます。
3DSI_NULL_CRC_DISR/W0hNULL および BLANK 長パケットを報告するエラー
2RESERVEDR/W0h予約済み
1DSI_NO_FILTERR/W0hパケット・ワード数のフィルタを無効化
0DSI_NO_EOTPKTR/W0hEOT パケットなしモード
0 に設定されている場合、EOT パケットが送られないで送信終了が発生すると、本デバイスはエラーを表示します。0 に設定すると、エラーは表示されません。このエラーは、DSI_STATUS レジスタの DSI_EOT_ERR ビットに表示されます。

8.6.2.18 DSI_ERR_CFG_0 レジスタ (オフセット = 0x22) [リセット = FFh]

表 8-164 に、DSI_ERR_CFG_0 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-164 DSI_ERR_CFG_0 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7DSI_ECC1_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスのシングル・ビット ECC エラーを有効化します。
6DSI_CONT_LP1_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの LP-1 競合エラーを有効化します。
5DSI_CONT_LP0_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの LP-0 競合エラーを有効化します。
4DSI_LP_SYNC_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの LP 同期エラーを有効化します。
3DSI_HSRX_TO_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの HS 受信タイムアウト・エラーを有効化します。
2DSI_ESC_ENTRY_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスのエスケープ・エントリ・エラーを有効化します。
1DSI_SOT_SYNC_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの SOT 同期エラーを有効化します。
0DSI_SOT_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの SOT エラーを有効化します。

8.6.2.19 DSI_ERR_CFG_1 レジスタ (オフセット = 0x23) [リセット = 7Fh]

表 8-165 に、DSI_ERR_CFG_1 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-165 DSI_ERR_CFG_1 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6DSI_EOT_SYNC_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの EOT 同期エラーを有効化します。
5DSI_PROT_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの DSI プロトコル・エラーを有効化します。
4DSI_INV_LEN_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの無効長エラーを有効化します。
3DSI_INV_VC_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの無効 VC エラーを有効化します。
2DSI_INV_DT_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの無効 DT エラーを有効化します。
1DSI_CHKSUM_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスの 16 ビット CRC チェックサム・エラーを有効化します。
0DSI_ECC2_ERR
_EN
R/W1hdsi_err ステータスのマルチビット ECC エラーを有効化します。

8.6.2.20 DSI_STATUS レジスタ (オフセット = 0x28) [リセット = 0h]

表 8-166 に、DSI_STATUS を示します。

概略表に戻ります。

表 8-166 DSI_STATUS レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6DSI_FIFO_OVERFLOWR/ROC0hDSI - FPD-Link III FIFO オーバーフロー
1 の場合、このビットは、DSI ドメインと FPD-Link III ドメインとの間を伝送されるビデオ・データに 1 つ以上の FIFO オーバーフロー・エラーが発生したことを示します。このビットは、読み出すとクリアされます (次のオーバーフローが発生しない限り)。
5DSI_FIFO_UNDERFLOWR/ROC0h
4DSI_FPD3_ERRR/ROC0hDSI - FPD-Link III バッファ・エラー
このフラグは、DSI プロトコル・ロジックと FPD-Link III トランスミッタとの間でバッファ・オーバーフローが発生したことを示します。このフラグは、読み出すとクリアされます。
3DSI_CMD_OVERR/ROC0hDSI コマンド FIFO オーバーフロー
DSI コマンド FIFO がオーバーフローすると、このビットがセットされます。このフラグは、読み出すとクリアされます。コマンド・モードを実装していないため、この機能はサポートしていません。
2DSI_EOT_ERRR/ROC0hDSI EOT エラー検出
このビットが 1 の場合、EOT パケットが送られないで DSI 送信終了 (EOT) が検出されたことを示しています。DSI_NO_EOTPKT が 0 に設定されている場合のみ、このビットはセットされます。このフラグは、読み出すとクリアされます。
1DSI_READ_WOUT_BTAR/ROC0hバス・ターンアラウンド (BTA) なしの DSI 読み出し
このビットが 1 の場合、BTA なしの DSI 読み出しが検出されたことを示しています。このフラグは、読み出すとクリアされます。コマンド・モードを実装していないため、この機能はサポートしていません。
0DSI_ERROR_DETR/ROC0hDSI エラー検出
このビットが 1 の場合、1 つ以上の DSI エラーが検出されたことを示しています。DSI エラーの原因となる可能性があるエラー条件は、DSI_ERR_CFG_0/1 レジスタで設定されます。このフラグは、読み出すとクリアされます。DSI エラー・イベントの数は、DSI_ERR_COUNT レジスタから読み出すことができます。

8.6.2.21 DSI_ERR_COUNT レジスタ (オフセット = 0x29) [リセット = 0h]

Topic Link Label8.6.2.21 に、DSI_ERR_COUNT を示します。

概略表に戻ります。

表 8-167 DSI_ERR_COUNT レジスタのフィールドの説明
ビット フィールド タイプ リセット 説明
7-0 DSI_ERROR_COUNT R/W/RC 0h DSI エラー数
このレジスタは、検出された DSI エラーの数を報告します。この値は、読み出すとクリアされます。DSI エラー・カウンタは診断のみを目的としており、検出されたエラーの正確な数を表すとは限りません。エラーの数を正確に測定するには、カウンタを読み出す前に、DSI_ERR_CFG_0/1 レジスタをクリアすることでエラー測定を無効化します。

8.6.2.22 DSI_VC_DTYPE レジスタ (オフセット = 0x2A) [リセット = 0h]

表 8-168 に、DSI_VC_DTYPE を示します。

概略表に戻ります。

表 8-168 DSI_VC_DTYPE レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-6DSI_VCR0hDSI 仮想チャネル ID
このフィールドは、直近の受信ピクセル・ストリーム・パケットの仮想チャネル ID を返します。DTYPE の下位 4 ビットが 0xB~0xE の範囲であるパケット・ヘッダが検出されるとすぐに、DSI プロトコル・ロジックによってこのフィールドは更新されます。
5-0DSI_DTYPER0hDSI データ・タイプ
このフィールドは、直近の受信ピクセル・ストリーム・パケットのデータ・タイプを返します。DTYPE の下位 4 ビットが 0xB~0xE の範囲であるパケット・ヘッダが検出されるとすぐに、DSI プロトコル・ロジックによってこのフィールドは更新されます。

8.6.2.23 DSI_ERR_RPT_0 レジスタ (オフセット = 0x2B) [リセット = 0h]

表 8-169 に、DSI_ERR_RPT_0 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-169 DSI_ERR_RPT_0 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7DSI_PROT_ERRR0hdsi_err ステータスの DSI プロトコル・エラー
6RESERVEDR0h予約済み
5DSI_INV_LEN_ERRR0hdsi_err ステータスの無効長エラー
4DSI_INV_VC_ERRR0hdsi_err ステータスの無効 VC エラー
3DSI_INV_DT_ERRR0hdsi_err ステータスの無効 DT エラー
2DSI_CHKSUM_ERRR0hdsi_err ステータスの 16 ビット CRC チェックサム・エラー
1DSI_ECC_MULTI_ERRR0hdsi_err ステータスのマルチビット ECC エラー
0DSI_ECC_SINGLE_ERRR0hdsi_err ステータスのシングル・ビット ECC エラー

8.6.2.24 DSI_ERR_RPT_1 レジスタ (オフセット = 0x2C) [リセット = 0h]

表 8-170 に、DSI_ERR_RPT_1 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-170 DSI_ERR_RPT_1 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6DSI_CTRL_ERRR0hdsi_err ステータスの EOT 同期エラー
5DSI_HSRX_TO_ERRR0hdsi_err ステータスの HS 受信タイムアウト・エラー
4DSI_LP_SYNC_ERRR0hdsi_err ステータスの LP 同期エラー
3DSI_ESC_ENTRY_ERRR0hdsi_err ステータスのエスケープ・エントリ・エラー
2DSI_EOT_SYNC_ERRR0hdsi_err ステータスの EOT 同期エラー
1DSI_SOT_SYNC_ERRR0hdsi_err ステータスの SOT 同期エラー
0DSI_SOT_ERRR0hdsi_err ステータスの SOT エラー

8.6.2.25 DSI_ERR_RPT_2 レジスタ (オフセット = 0x2D) [リセット = 0h]

表 8-171 に、DSI_ERR_RPT_2 を示します。

概略表に戻ります。

表 8-171 DSI_ERR_RPT_2 レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-3RESERVEDR0h予約済み
2CMD_FIFO_
OVERFLOW_ERR
R0hコマンド FIFO オーバーフロー・エラー
1EOT_WITHOUT_
EOT_PKT_ERR
R0hEOT パケットなし EOT エラー
0READ_WITHOUT_
BTA_ERR
R0hビット・ターンアラウンドなし読み出しエラー

8.6.2.26 DSI_HSW_CFG_HI レジスタ (オフセット = 0x30) [リセット = 0h]

表 8-172 に、DSI_HSW_CFG_HI を示します。

概略表に戻ります。

表 8-172 DSI_HSW_CFG_HI レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-2RESERVEDR0h予約済み
1-0DSI_HSYNC_WIDTH_HIR/W0hHsync パルス幅
DSI 同期イベントが有効化されている場合 (DSI_CONFIG_0:DSI_SYNC_PULSES = 0)、このフィールドは、生成される Hsync パルス幅 (単位:ピクセル・クロック) を設定します。このレジスタには、DSI_HSYNC_WIDTH のビット 9:8 が含まれます。

8.6.2.27 DSI_HSW_CFG_LO レジスタ (オフセット = 0x31) [リセット = 20h]

表 8-173 に、DSI_HSW_CFG_LO を示します。

概略表に戻ります。

表 8-173 DSI_HSW_CFG_LO レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-0DSI_HSYNC_WIDTH_LOR/W20hHsync パルス幅
DSI 同期イベントが有効化されている場合 (DSI_CONFIG_0:DSI_SYNC_PULSES = 0)、このフィールドは、生成される Hsync パルス幅 (単位:ピクセル・クロック) を設定します。このレジスタには、DSI_HSYNC_WIDTH のビット 7:0 が含まれます。

8.6.2.28 DSI_VSW_CFG_HI レジスタ (オフセット = 0x32) [リセット = 0h]

表 8-174 に、DSI_VSW_CFG_HI を示します。

概略表に戻ります。

表 8-174 DSI_VSW_CFG_HI レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-2RESERVEDR0h予約済み
1-0DSI_VSYNC_WIDTH_HIR/W0hVsync パルス幅
DSI 同期イベントが有効化されている場合 (DSI_CONFIG_0:DSI_SYNC_PULSES = 0)、このフィールドは、生成される Vsync パルス幅 (単位:ライン) (つまり Hsync パルス数) を設定します。このレジスタには、DSI_VSYNC_WIDTH のビット 9:8 が含まれます。

8.6.2.29 DSI_VSW_CFG_LO レジスタ (オフセット = 0x33) [リセット = 4h]

表 8-175 に、DSI_VSW_CFG_LO を示します。

概略表に戻ります。

表 8-175 DSI_VSW_CFG_LO レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-0DSI_VSYNC_WIDTH_LOR/W4hVsync パルス幅
DSI 同期イベントが有効化されている場合 (DSI_CONFIG_0:DSI_SYNC_PULSES = 0)、このフィールドは、生成される Vsync パルス幅 (単位:ライン) (つまり Hsync パルス数) を設定します。このレジスタには、DSI_VSYNC_WIDTH のビット 7:0 が含まれます。

8.6.2.30 DSI_SYNC_DLY_CFG_HI レジスタ (オフセット = 0x34) [リセット = 0h]

表 8-176 に、DSI_SYNC_DLY_CFG_HI を示します。

概略表に戻ります。

表 8-176 DSI_SYNC_DLY_CFG_HI レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-2RESERVEDR0h予約済み
1-0DSI_SYNC_DELAY_HIR/W0h同期遅延
この 10 ビット・フィールドは、DSI プロトコル・ロジックでの Hsync または Vsync の検出から、DSI から FPD-Link III への FIFO の出力までの遅延 (単位:ピクセル・クロック) を設定し、それにより、ドメイン間の FIFO の深さを設定します。
このレジスタには DSI_SYNC_DELAY のビット 9:8 が含まれます。DSI_SYNC_DELAY の最大値は 766 (0x2FE) です。

8.6.2.31 DSI_SYNC_DLY_CFG_LO レジスタ (オフセット = 0x35) [リセット = 20h]

表 8-177 に、DSI_SYNC_DLY_CFG_LO を示します。

概略表に戻ります。

表 8-177 DSI_SYNC_DLY_CFG_LO レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-0DSI_SYNC_DELAY_LOR/W20h同期遅延
この 10 ビット・フィールドは、DSI プロトコル・ロジックでの Hsync または Vsync の検出から、DSI から FPD-Link III への FIFO の出力までの遅延 (単位:ピクセル・クロック) を設定し、それにより、ドメイン間の FIFO の深さを設定します。
このレジスタには DSI_SYNC_DELAY のビット 7:0 が含まれます。DSI_SYNC_DELAY の最大値は 766 (0x2FE) です。

8.6.2.32 DSI_EN_HSRX レジスタ (オフセット = 0x36) [リセット = 0h]

表 8-178 に、DSI_EN_HSRX を示します。

概略表に戻ります。

表 8-178 DSI_EN_HSRX レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6EN_HSRX_OVR/W0h上書きすることで CSI RX HS レシーバを有効化します。
5RESERVEDR/W0h予約済み
4EN_HSRX_CLK0R/W0hHSRX CLK0 の有効化
3EN_HSRX_D3R/W0hHSRX D3 の有効化
2EN_HSRX_D2R/W0hHSRX D2 の有効化
1EN_HSRX_D1R/W0hHSRX D1 の有効化
0EN_HSRX_D0R/W0hHSRX D0 の有効化

8.6.2.33 DSI_EN_LPRX レジスタ (オフセット = 0x37) [リセット = 0h]

表 8-179 に、DSI_EN_LPRX を示します。

概略表に戻ります。

表 8-179 DSI_EN_LPRX レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6EN_LPRX_OVR/W0hCSI LP レシーバの上書き
5RESERVEDR0h予約済み
4EN_LPRX_CLK0R/W0hLP レシーバの CLK0 の有効化
3EN_LPRX_D3R/W0hLP レシーバの D3 の有効化
2EN_LPRX_D2R/W0hLP レシーバの D2 の有効化
1EN_LPRX_D1R/W0hLP レシーバの D1 の有効化
0EN_LPRX_D0R/W0hLP レシーバの D0 の有効化

8.6.2.34 DSI_EN_RXTERM レジスタ (オフセット = 0x38) [リセット = 0h]

表 8-180 に、DSI_EN_RXTERM を示します。

概略表に戻ります。

表 8-180 DSI_EN_RXTERM レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7RESERVEDR0h予約済み
6EN_RXTERM_OVR/W0hCSI RX HS 終端の上書き
5RESERVEDR0h予約済み
4EN_RXTERM_CLK0R/W0hCSI CLK0 の RX 終端の有効化
3EN_RXTERM_D3R/W0hCSI D3 の RX 終端の有効化
2EN_RXTERM_D2R/W0hCSI D2 の RX 終端の有効化
1EN_RXTERM_D1R/W0hCSI D1 の RX 終端の有効化
0EN_RXTERM_D0R/W0hCSI D0 の RX 終端の有効化

8.6.2.35 DSI_PCLK_DIV_M レジスタ (オフセット = 0x3A) [リセット = X]

表 8-181 に、DSI_PCLK_DIV_M を示します。

概略表に戻ります。

表 8-181 DSI_PCLK_DIV_M レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7EN_PCLK_DIV_OVR/W0hDSI PCLK M/N デバイダのオーバーライドの有効化
1 に設定すると、DSI クロックからピクセル・クロックを生成するために使用される M/N デバイダに DSI_DIV_M および DSI_DIV_N レジスタ値が使用されます。
6-5RESERVEDR0h予約済み
4-0DSI_DIV_MR/WXDSI Pclk デバイダの M 値このレジスタは、DSI 入力クロックからピクセル・クロックを生成するために使用される M/N デバイダの M 設定値を制御します。通常、この値は DSI レーン数、ピクセルあたりのバイト数、DSI 入力モード (シングル、デュアル) に基づいています。
EN_PCLK_DIV_OV が 0 に設定されている場合、このレジスタは M/N デバイダの自動的に決定された M 設定値を返します。
EN_PCLK_DIV_OV が 1 に設定されている場合、このレジスタ値が M/N デバイダの M 設定値として使われます。

8.6.2.36 DSI_PCLK_DIV_N レジスタ (オフセット = 0x3B) [リセット = X]

表 8-182 に、DSI_PCLK_DIV_N を示します。

概略表に戻ります。

表 8-182 DSI_PCLK_DIV_N レジスタのフィールドの説明
ビットフィールドタイプリセット説明
7-0DSI_DIV_NR/WXDSI Pclk デバイダの N 値
このレジスタは、DSI 入力クロックからピクセル・クロックを生成するために使用される M/N デバイダの N 設定を制御します。通常、M/N 設定は DSI レーン数、ピクセルあたりのバイト数、DSI 入力モード (シングル、デュアル) に基づいています。EN_PCLK_DIV_OV が 1 に設定されている場合、DSI_DIV_M と DSI_DIV_N の値が使われます。
EN_PCLK_DIV_OV が 0 に設定されている場合、このレジスタは M/N デバイダの自動的に決定された M 設定値を返します。
EN_PCLK_DIV_OV が 1 に設定されている場合、このレジスタ値が M/N デバイダの M 設定値として使われます。