JAJAA83A December   2023  – November 2025 DP83822H , DP83822HF , DP83822I , DP83822IF , DP83826I

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1DP83822 アプリケーションの概要
  5. 2PHY アプリケーションのトラブルシューティングを行う
    1. 2.1 回路図とレイアウトのチェックアウト
    2. 2.2 デバイスの正常性チェック
      1. 2.2.1 電源ランプシーケンスチェック
        1. 2.2.1.1 XI クロックが不安定な場合の電源ランプ
      2. 2.2.2 電圧チェック
      3. 2.2.3 RESET_N 信号をプローブします
      4. 2.2.4 RBIAS ピンのプローブ
      5. 2.2.5 XI クロックをプローブします
      6. 2.2.6 初期化中にストラップ ピンをプローブします
      7. 2.2.7 シリアル管理インターフェース信号のプローブ (MDC、MDIO)
        1. 2.2.7.1 レジスタ値の読み出しと確認
          1. 2.2.7.1.1 拡張レジスタ アクセス
    3. 2.3 MDI ヘルス チェック
      1. 2.3.1 磁気
      2. 2.3.2 MDI 信号をプローブします
      3. 2.3.3 リンク品質チェック
      4. 2.3.4 ファイバ接続のデバッグ
      5. 2.3.5 フレーム開始検出 (SFD) のデバッグ
      6. 2.3.6 コンプライアンス
    4. 2.4 MII ヘルス チェック
      1. 2.4.1 MII チェック
      2. 2.4.2 RMII チェック
      3. 2.4.3 RGMII チェック
    5. 2.5 ループバックと PRBS
      1. 2.5.1 ループバック モード
      2. 2.5.2 MAC とのパケットの送受信
      3. 2.5.3 BIST を使用してパケットを送受信しています
  6. 3ツールとリファレンス
    1. 3.1 DP83822 のレジスタアクセス
    2. 3.2 Linux でのソフトウェアおよびドライバのデバッグ
      1. 3.2.1 一般的な端子出力とソリューション
  7. 4まとめ
  8. 5参考資料
  9. 6改訂履歴

MAC とのパケットの送受信

MAC を使用してパケットを生成およびチェックできる場合、および PHY にリバース ループバック機能を備えた現用リンクパートナーがある場合は、次のように完全なデータパスを確認します。

  1. 電源を供給し、PHY を MAC とワーキング リンク パートナーに接続します。
  2. リンクパートナーでリバース ループバックを有効にします。
  3. MAC から PHY にテスト パケットを送信します。
  4. MAC が同じテスト パケットを受信することを確認します。

MAC が問題なく送信された同じテストパケットを受信する場合、MAC から PHY、リンクパートナー (MDI) を経由するデータパス全体は有効です。このテストに合格しない場合は、アナログ ループバックを実行してデータパス上の問題を切り分けます (アナログ ループバックを実行する前にケーブル側の接続を外してください)。

  1. 電源を入れ、PHY を MAC に接続します。
  2. PHY でアナログ ループバックを有効にします (レジスタ 0x0016 = 0x0108 を書き込みます)。
  3. MAC から PHY にテスト パケットを送信します。
  4. MAC が同じテスト パケットを受信することを確認します。

MAC が同じテスト パケットを受信すると、MAC → PHY を経由するデータ パスが有効であり、問題が MDI データ パスに分離されています。このテストに合格しない場合は、MAC インターフェースに問題がある可能性があります。MAC インターフェースを確認するには、MII チェックを参照してください。

以下は、アナログ ループバックを実行するためのレジスタの読み取りと書き込みのシーケンス例です。

// Analog Loopback

begin

001F 8000 //Hard Reset
0000 2100 //Disables Auto-Neg, Selects 100 Mbps
0016 0108 //Select Analog Loopback
030B 3380 //This helps PRBS LOCK

0016 3108 //Enables PRBS Checker Config & Packet Generation Enable
 //After you write '3108' the register should Read 3b04. (Bit 11 & 9 go high)
001B 807D //Lock Error Counter's Value
001B

//after running this test check register 0010 bit 0 should be 1 
end