JAJSVB5B September 2024 – October 2025 TIOL221
PRODMIX
ピンモードでは、CQ および DO の電流制限は、それぞれ ILIM_ADJ1 ピンおよび ILIM_ADJ2 ピンの外付け抵抗で構成できます。10kΩ の外付け抵抗による最大の電流制限設定により、動作温度および電圧範囲全体にわたって最小値 300mA が得られます。CQ および DO ドライバのピンモード構成については、表 7-2を参照してください。
電流フォルトによる出力ディスエーブルおよび電流フォルト自動回復機能は、ILIM_ADJ1/2 ピンをフローティングにすることで無効化できます。ただし、この構成では、電流フォルト通知はアクティブのままです。この機能は、大きな静電容量を駆動するときに役立ちます。
ILIM_ADJ1/2 ピンがグランドに短絡したとき、CQ および DO ドライバは IO-link コントローラ モードになるように構成できます。このモードでは、ドライバは最小 500mA をソースまたはシンクして、ウェークアップ要求を生成できます。また、ドライバは、ドライバ出力ピンの 5mA の小さな電流シンク (最小値) を有効にします。このモードでは、電流フォルト表示、出力ディスエーブル、自動回復機能は無効化されます。
| ILIM_ADJ1/2 ピン状態 | CQ/DO 電流制限 (最小値) | 電流による NFLT1/2 表示 フォルト | 電流フォルト ブランキング時間 (tSC) | 出力ディスエーブルと自動回復 |
|---|---|---|---|---|
| RSET 抵抗を L- に接続 (10kΩ ~ 110kΩ) | 変数 (35mA ~ 300mA) | あり | 200µs (標準値) | あり |
| L- に接続 (RSET 0 ~ 5kΩ) | 500mA | なし | 該当なし | なし |
| オープン | 260mA | あり | なし (即時フォルト表示) | なし |