JAJSVB5B September 2024 – October 2025 TIOL221
PRODMIX
TIOL221 の CQ チャネルは、IO-Link モードまたは標準入出力 (SIO) モードで動作できます。CQ チャネルが SIO モードで、IO-link コントローラ ノードがデバイス ノードとの通信を開始する場合、コントローラは CQ ラインを現在の状態とは反対の状態に駆動します。このデバイスは、IO-Link 仕様に準拠した CQ ロジック レベルに応じて、ウェークアップ期間 (通常は 80μs) にわたって電流 (≥ 500mA) をシンクまたはソースします。TIOL221 は、ウェークアップ条件を検出し、tWUL の間 WU ピンを Low にアサートすることで、ローカル マイコンと通信します。IO-Link 通信仕様では、デバイス ノードがウェークアップ信号を受信した後、500μs 内で受信モードに切り替えることが要求されます。
| EN1 | TX1 | CQ 電流 | WAKE | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| L またはオープン | X | X | tWUL の間 Low にアサートします | RX 出力が tWU1 < t < tWU2 の間 High から Low、または Low から High に変化した場合、デバイスは tWUL の間 Low にアサートされます |
| H | H またはオープン | | I(CQ) | ≥ IO(LIM) mA | tWUL の間 Low にアサートします | デバイスは、IO-Link バスを介して高レベルのウェークアップ要求を受信します |
| H | L | | I(CQ) | ≥ IO(LIM) mA | tWUL の間 Low にアサートします | デバイスは、IO-Link バスを介して低レベルのウェークアップ要求を受信します |
有効なウェークアップ パルスよりも短いまたは長い過電流状態の場合、WAKE ピンはハイインピーダンス (非アクティブ) 状態に維持されます。図 6-6 に、これを示します。
SPI モードでは、WU が Low にアサートされていることに加えて、WU_INT ビットが設定されます。DEVICE_CONFIG レジスタで WU_DIS ビットを 1b に設定することで、SPI モードでウェークアップ信号を無効化できます。ピンモードでは、ウェークアップ検出を無効化することはできません。
TIOL221 の DO チャネルは、ウェークアップ パルスを認識しません。DO ピンは過電流制限と検出を行います。