JAJSVB5B September 2024 – October 2025 TIOL221
PRODMIX
図 7-1 は TIOL221 の機能ブロック図を示しています。このデバイスには、IO-Link 互換のチャネル (CQ)、デジタル出力ドライバ (DO) 、デジタル入力 (DI) インターフェイスがあります。CQ および DO のドライバは、プッシュプル、ハイサイド ドライバ (PNP)、またはローサイド ドライバ (NPN) 構成のいずれかに、ピンモードの CS/PP ピンと SDI/NPN ピンを使用するか、シリアル ペリフェラル インターフェイス (SPI) 経由で使用できます。CQ ラインの内部レシーバは、24V 信号をレシーバ データ出力ピン RX1 の標準ロジック レベルに変換します。同様に、DI ラインの内部レシーバは、24V 信号をレシーバデータ出力ピン RX2 の標準ロジックレベルに変換します。シンプルなパラレル インターフェイスを使用して、デバイスとローカル コントローラとの間でデータやステータス情報を送受信します。
このデバイスは、ピンモード経由のピン (SPI/PIN が Low に接続されている場合) または SPI を使用する (SPI/PIN が High に接続されている場合) ことで構成できます。SPI インターフェイスを使用することで、マイコンは追加の診断およびステータス情報の読み取りや、デバイスの構成を行うことができます。
このデバイスには IEC 61000-4-4/5 EFT およびサージ保護機能が内蔵されています。さらに、±70V の過渡電圧に耐えられるため、アプリケーションでより高いレベルの保護が必要な場合には、より広い範囲の TVS ダイオードを柔軟に選択できます。これらの内蔵堅牢性機能により、外付け保護回路を低減することで、システム レベルの設計を簡素化できます。
TIOL221 トランシーバは、過電流、過電圧、過熱状態に対する保護機能を実装しています。また、このデバイスは、外付けの抵抗を使用してドライバの出力電流の電流制限設定も提供します。
このデバイスは、内部のリニア レギュレータを介して IO-Link LP 電圧 (公称 24V) から低電圧電源を生成し、ローカル コントローラおよびセンサ回路に電力を供給します。