JAJSWE6 April 2025 ADC3664-EP , ADC3664-SEP
PRODUCTION DATA
PDN/SYNC ピンは、外部の SYNC 信号を使用して複数のデバイスを同期させるために使用されます。PDN/SYNC ピンは、SPI (SYNC EN ビット) を介して構成され、パワーダウン機能から同期機能へと切り替わります。この設定は、図 7-31 に示すようにサンプリング クロックの立ち上がりエッジでラッチされます。
図 7-31 外部 SYNC タイミング図同期信号が必要となるのは、デシメーション フィルタを使用する場合のみであり、その際は SPI の SYNC レジスタまたは PDN/SYNC ピンのいずれかを使用します。デシメーション フィルタで使用される内部クロック分周器をリセットし、内部クロックおよび I/Q データを同じサンプル内で整列させます。SYNC 信号が与えられない場合、内部のクロック分周器は同期されず、複数のデバイス間で分数遅延が発生する可能性があります。SYNC 信号は、NCO の位相をリセットし、新しい NCO 周波数を読み込む役割も果たします (これは MIXER RESTART ビットと同じ動作です)。
動作中に再同期を試みる場合、SYNC のトグルは 64×K クロック サイクルごとに発生します (K は整数)。この場合、クロック分周器の位相連続性が示されます。