JAJUA44B October 2024 – October 2025 TRF1108
以下の手順は、DAC が JMODE 1〜7 に設定されている場合のみ必要です。JMODE0 の場合、NCO 設定は セクション 2.2.11 までスキップできます。JMODE 1〜7 の構成において、ストリーム数 M が 2 以上かつ補間係数が 2 以上に設定されている場合、NCO (Numerically Controlled Oscillator) を使用して I/Q ベースバンド信号をミキシングし、DAC 出力から高周波信号を生成することができます。
ミキサのスケーリング
デジタル アップコンバータ (DUC) ミキサは、NCO 周波数と複素補間入力信号との間で、複素対複素または複素対実のミキシングをサポートしています。ミキサ内でのスケーリングは 1:1 であり、フルスケール 16 ビット (絶対振幅 = 32767) の複素トーンは、出力側でフルスケールの実数または複素トーンとして得られます。入力信号の複素振幅が絶対値で 32767 を超える場合、ミキサは飽和し、波形が破損します。白色で示される円形領域が有効範囲、灰色のコーナー部分が無効範囲であり、図 2-4 に示されています。
補間係数およびストリーム数と使用可能な DUC 数との関係は、表 2-2 に示されています。
| ストリーム数 | 補間係数 | DUC イネーブル |
|---|---|---|
| 2 | 2-256x | DUC0 |
| 4 | 4-256x | DUC0、DUC1 |
| 6 | 8-256x | DUC0、DUC1、DUC2 |
| 8 | 8-256x | DUC0、DUC1、DUC2、DUC3 |
PC 上で評価基板 GUI を開いた状態で、GUI 左上にある NCO タブ に移動します。