JAJUA47B November 2024 – November 2025 AM2612
AM261x LaunchPad は、端末アクセスのための USB2.0 から UART へのブリッジとして XDS110 を使用します。AM261x SoC の UART0 送信および受信信号は、3.3V IO 電圧電源から 3.3V XDS 電源に変換するためのデュアル チャネル絶縁バッファ (ISO7721DR) を使用して XDS110 にマップされています。XDS110 は、USB 2.0 信号用に micro-B USB コネクタに接続されています。過渡電圧抑制デバイス (TPD4E02B04DQAR) により、USB 2.0 信号への ESD 保護が提供されています。micro-B USB コネクタの VBUS 5V 電源は、低ドロップアウト レギュレータ (TPS79601DRBR) に割り当てられ、3.3V XDS110 電源を生成します。XDS110 には個別の 3.3V 電源があるため、LaunchPad への電源が切り離されたときに、エミュレータは接続を維持できます。
2 つの UART3 インスタンスがブースタパック ヘッダーに出力されます。AM261x ピン C19 と C18 のピンマルチプレクサを UART3 TXD/RXD 用に構成している場合、信号はヘッダー J1 でアクセスできます。AM261x ピン A14 と B14 のピンマルチプレクサが UART 用に構成されている場合、ヘッダー J5 で信号にアクセスできます。AM261x MCU からブースタパック ヘッダーへのパスにマルチプレクサが実装されており、他のブースタパック モードを有効にできます。これらのマルチプレクサのロジック表を以下に示します。
| BP_MUX_SW_S4 | BP_BO_MUX_EN_N | マルチプレクサ出力 (1A) |
|---|---|---|
| 0 | 0 | ハイ インピーダンス |
| 0 | 1 | UART3_RXD |
| 1 | 0 | ハイ インピーダンス |
| 1 | 1 | SDFM1_D0 |
| BP_MUX_SW_S5 | COM |
|---|---|
| 0 | UART3_TXD |
| 1 | PR1_PRU1_GPIO3 |
| BP_MUX_SW_S1 | COM |
|---|---|
| 0 | UART3_RXD |
| 1 | PR1_PRU0_GPIO19 |
図 2-22 LP-AM261 UART インターフェイス