パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOT-223 (DCY) | 4 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
TLV1117LV の特徴
- 標準精度:1.5%
- 低 IQ:100µA 以下
- 標準の 1117 デバイスに比べて 1/500 の低い値
- VIN:2V~5.5V
- VIN の絶対最大定格:6V
- 出力電流が 0mA 時でも安定動作
- 低いドロップアウト:VOUT = 3.3V で 1A 出力時に 455mV
- 高 PSRR:1kHz 時に 65dB
- 最小電流制限規定値:1.1A
- コスト効率の優れたセラミック・コンデンサ使用時に安定動作:
- ESR 0Ωに対応
- 温度範囲:-40℃~+125℃
- サーマル・シャットダウン機能と過電流保護機能
- アップグレードされた機能を持つドロップイン代替品については、TLV761 を参照してください
- SOT-223 パッケージで供給
- 利用可能な電圧オプションの詳細なリストについては、このドキュメントの最後にある「メカニカル、パッケージ、および注文情報」セクションを参照してください。
TLV1117LV に関する概要
TLV1117LV 低ドロップアウト (LDO) リニア・レギュレータは、一般的な TLV1117 電圧レギュレータの低入力電圧版です。
TLV1117LV は非常に低消費電力のデバイスで、従来の 1117 電圧レギュレータと比べて静止時に消費する電流は 1/500 です。この設計のため本デバイスは、非常に低いスタンバイ電流を必要とするアプリケーションに適しています。また、TLV1117LV LDO は、負荷電流が 0mA の状態で安定します。最小の負荷要件はないため、通常動作時に 1A という大きな負荷電流に対応するだけでなく、スタンバイ時の非常に小さい負荷に対して、レギュレータから電力を供給する必要があるアプリケーション用としても、有効な選択肢となります。TLV1117LV はライン過渡特性と負荷過渡特性が優れており、その結果、要求される負荷電流が 1mA 未満から 500 mA を超える範囲で変化するような場合でも、出力電圧振幅のアンダーシュートやオーバーシュートは非常に小さく抑えられます。
高精度のバンドギャップとエラー・アンプにより、1.5% の精度を実現しています。本デバイスの電源電圧変動除去比 (PSRR) は非常に高いので、スイッチング・レギュレータの後段に配置するポスト・レギュレーションにも使用できます。他の有用な特徴としては、低出力ノイズ、低ドロップアウト電圧などが挙げられます。
また、等価直列抵抗 (ESR) 0Ω のコンデンサでも安定するよう内部的に補償されています。これらの主な長所が、コスト効率の優れた小型のセラミック・コンデンサの使用を可能にしています。必要に応じて、コスト効率が優れていて、バイアス電圧が高く温度ディレーティングが大きいタイプのコンデンサを使用することもできます。
TLV1117LV は SOT-223 パッケージで供給されます。