このデバイスには、SDIO ピンを使用して内部レジスタの内容を読み戻すことができるモードが搭載されています。この読み戻しモードは、外部コントローラと ADC の間のシリアル インターフェイス通信を検証する診断チェックとして役立ちます。シリアル レジスタの内容を読み取る手順は、以下のとおりです。
- SEN を Low に駆動します (SEN が Low に駆動されている間に、すべての SPI の立ち上がりおよび立ち下がりクロックのエッジが発生する必要があります)。
- R/W ビット (A15) を 1 に設定します。この設定により、レジスタへの以後の書き込みは無効化されます。
- 内容を読み取るべきレジスタのアドレス (A[14:0]) を指定して、シリアル インターフェイス サイクルを開始します
- デバイスは、SCLK 立ち下がりエッジで、選択したレジスタの内容 (D[7:0]) を SDIO ピンに送出します
- 外部コントローラは、SCLK の立ち上がりエッジで内容をキャプチャできます