JAJSXE8 October 2025 DRV8311-Q1
PRODUCTION DATA
デッドタイムや伝搬遅延の差により、PWM 出力のタイミングに不一致が生じると、デューティ サイクルの歪みが発生する可能性があります。表 9-2 に示す条件における伝搬遅延の差に対応するため、本デバイスには遅延補償機能が統合されています。
遅延補償は、相 (OUTx) への電流および位相 (OUTx) からの電流の遅延時間を一致させるために、可変遅延時間 (tvar) を加えて、伝搬遅延時間とドライバ デッドタイムの和 (tpd+tdead) に等しいプリセットのターゲット遅延時間に合わせるために用いられます。この設定は、DLYCMP_EN ビットを 1 に設定すると、DRV8311P/S-Q1 によって自動的に設定されます。