JAJSNX3B February 2024 – October 2025 TCAN1575-Q1 , TCAN1576-Q1
PRODUCTION DATA
TCAN1576-Q1 は、ドミナント状態のタイムアウトをサポートしています。これは、TXD パスに基づく内部機能です。TXD DTO 回路は、TXD がタイムアウト期間 tTXD_DTO よりも長くドミナント (LOW) に保持されるハードウェアまたはソフトウェアの障害が発生した場合に、ローカル ノードがネットワーク通信をブロックすることを防ぎます。TXD DTO 回路は、TXD の立ち下がりエッジでトリガされます。TXD 端子に立ち上がりエッジが検出されず、回路のタイムアウト定数 tTXD_DTO がクリアされない場合、CAN ドライバは無効化されます。これにより、ネットワーク上の他のノード間の通信のためにバスが解放されます。TXD 端子にリセッシブ信号 (HIGH) が検出されると、CAN ドライバは再び有効になり、ドミナント タイムアウトがクリアされます。レシーバはアクティブに維持され、RXD 端子は CAN バスのアクティビティを反映し、TXD DTO の故障中、バス端子はリセッシブ レベルにバイアスされます。この機能は、レジスタ 8'h10[6]= 1b、DTO_DIS に設定することで無効化されます。
TXD DTO 回路で許容される最小ドミナント TXD タイムにより、デバイスの可能な最小送信データ レートが制限されます。CAN プロトコルでは、最悪の場合、(TXD 上で) 最大 11 個の連続したドミナント ビットを許容しています。この場合、5 個の連続したドミナント ビットの直後にエラー フレームが発生します。