JAJSJ66F May 2004 – April 2025 UCC2813-0-Q1 , UCC2813-1-Q1 , UCC2813-2-Q1 , UCC2813-3-Q1 , UCC2813-4-Q1 , UCC2813-5-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
UCC2813-x-Q1 デバイス内には専用の過電流コンパレータが搭載されており、出力が短絡または深刻な過負荷状態になった場合の動作を処理します。この過電流コンパレータには 1.5 V のスレッショルドが設定されており、誤動作を防ぐためにリーディング エッジ ブランキング信号によってゲート制御もされています。異常を最初に検出すると、内部ソフトスタート コンデンサは即座に放電し、障害が解消されるまで放電を続けます。同時に、PWM 出力はオフに保持されます。これは一般的に「ヒカップ」と呼ばれます。この遅延時間は、メイン コンバータおよびスイッチング部品の入力電力および消費電力を大幅に低減するために使用されます。フルサイクル ソフトスタートにより、故障時に連続して動作を再試行する際には、3 ミリ秒以上の予測可能な遅延が確保されます。障害が解消されると、このコンデンサの充電はゆっくりと行われ、エラー アンプ出力 (COMP) が上昇します。COMP 電圧が十分に高くなって出力が有効になると、再び異常が発生し、PWM 出力はラッチオフされますが、ソフトスタート用コンデンサはそのまま 4V まで上昇を続け、その後に放電されて新しいサイクルの開始が可能になります。これは、深刻な故障が発生した場合、再試行の間隔はソフトスタート用コンデンサが完全に充電されるのに必要な時間によって決まることを意味します。