JAJAAB1 November   2025 AM2752-Q1 , AM2754-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   このドキュメントの使い方
  4.   商標
  5. 1デジタル オーディオ フォーマット
    1. 1.1 I2S
    2. 1.2 TDM
  6. 2McASP の概要
  7. 3AM275x の McASP 接続
    1. 3.1 一般的な McASP 構成
      1. 3.1.1 クロック コントローラとしての McASP
        1. 3.1.1.1 内部オーディオ PLL を使用して生成されるクロック
        2. 3.1.1.2 AUDIO_EXT_REFCLK AUXCLK ソースを使用して生成されるクロック
        3. 3.1.1.3 AUDIO_EXT_REFCLK AHCLK ソースを使用して生成されるクロック
      2. 3.1.2 クロック ペリフェラルとしての McASP
        1. 3.1.2.1 AUDIO_EXT_REFCLK 入力で外部生成されるクロック
  8. 4McASP レイアウトに関する検討事項
    1. 4.1 ブート モード ロジックと共有される McASP 信号
    2. 4.2 単一のクロック ドメインの複数のデバイスでの McASP トポロジ
  9. 5ASRC の概要
  10. 6McASP の実例
    1. 6.1 2 つのクロック ドメイン用の内部オーディオ PLL によるオーディオ再生
    2. 6.2 外部クロック ソースと McASP 同期モードによるオーディオ再生
    3. 6.3 2 つのクロック ドメインをブリッジする ASRC によるオーディオ再生
  11. 7オーディオ システムの設計に関する重要ポイント
  12. 8参考資料

クロック ペリフェラルとしての McASP

以下のセクションでは、ビット クロックとフレーム同期が入力として構成された McASP のセットアップ例について詳しく説明します。

説明 GF マルチプレクサ AUXCLK ソース AHCLK ビット クロック フレーム同期
McASP クロック ペリフェラル 外部生成 外部生成

この例では、McASP は 48kHz フレーム同期と 32 ビット ワードの TDM8 フレーム フォーマットに構成されており、その結果、12.288MHz のビット クロック周波数が得られます。この場合、GF マルチプレクサと AHCLK の設定は重要ではありません。SDK ドライバは、オーディオ データを適切に送信するために、ビット クロックとフレーム同期の想定される周波数を表すように構成する必要があります。

セクション 3.1.2.1 に詳述されているように、AUDIO_EXT_REFCLK が使用されない限り、McASP ではクロック損失検出は使用できません。

 McASP クロック ペリフェラル図 3-8 McASP クロック ペリフェラル