JAJAAB1 November 2025 AM2752-Q1 , AM2754-Q1
以下のセクションでは、McASP のセットアップ例について詳しく説明します。ビット クロックとフレーム同期は出力として構成され、内部オーディオ PLL をクロック リファレンスとして使用して生成されます。
| 説明 | GF マルチプレクサ AUXCLK ソース | AHCLK | ビット クロック | フレーム同期 |
|---|---|---|---|---|
| オーディオ PLL リファレンス付き McASP クロック コントローラ | 内蔵オーディオ PLL | 内部生成 | 内部生成 | 内部生成 |
この例では、McASP は 48kHz フレーム同期と 32 ビット ワードの TDM8 フレーム フォーマットに構成されており、その結果、12.288MHz のビット クロック周波数が得られます。GF マルチプレクサは、ローカル リファレンス マルチプレクサを指すように構成されています。これは、MAIN_PLL4_HSDIV0 を選択します。デフォルトでは、MAIN_PLL4_HSDIV0 は 49.152MHz に設定されています。この SDK ドライバは、スロット数、フレーム同期周波数、フレーム同期と AHCLK の比率に基づいて、AHCLK および ACLK の分周器を設定します。
AHCLK が内部生成される際に、システム クロック リファレンス出力を供給するために、オプションとして AUDIO_EXT_REFCLK ピンのいずれかに AHCLK を出力することもできます。
また、内部生成された AHCLK で McASP のクロック損失検出機能が有効になります。McASP のクロック損失検出の詳細については、『AM275x テクニカルリファレンスマニュアル』の『MCASP エラー報告』セクションにある『クロック障害検出』の章を参照してください。