JAJSJX0A June 2021 – June 2025 TMCS1100-Q1
PRODUCTION DATA
TMCS1100-Q1 には独自の温度補償技術が搭載されており、全温度範囲にわたってパラメータのドリフトが大幅に改善されています。この補償技術は、周囲温度、自己発熱、パッケージのストレスの変化を考慮しています。ゼロドリフトの信号チェーン アーキテクチャとホール センサの温度安定化手法により、安定した感度を実現し、温度範囲全体にわたってオフセット誤差を最小限に抑え、必要な動作条件全体にわたってシステム レベルの性能を大幅に向上できます。
デバイスの周囲温度範囲全体にわたるオフセット誤差を、図 8-2に示します。図 8-3はに標準的な感度を示します。これ以外に、誤差の原因となる外部部品はありません。そのため、温度範囲全体にわたる高い固有精度と安定性が直接、システム レベルの性能につながります。この高精度の結果、キャリブレーションなしのシステムでも、誤差を電流検出能力全体の 1% 未満に抑えることが可能です。
図 8-2 温度範囲全体にわたるオフセット誤差ドリフト
図 8-3 温度範囲全体での感度ドリフト