JAJA923B October 2023 – July 2025 MSPM0C1104 , MSPM0C1105 , MSPM0C1106 , MSPM0L1306
COMP をサポートする MSPM0C1105 と MSPM0C1106 では、PMU の VBOOST 回路が内部 VBOOST 電源を生成し、これが COMP のアナログ マルチプレクサで使用されます。VBOOST 回路により、外部電源電圧 (VDD) 範囲全体で一貫したアナログ マルチプレクサ性能を実現できます。
MSPM0C1105 と MSPM0C1106 では、SYSCTL が次のパラメータに基づいて VBOOST 回路のイネーブル要求を自動的に管理します。
VBOOST は、SYSRST の後でデフォルトでディスエーブルになります。COMP を使用する前に、アプリケーション ソフトウェアで VBOOST 回路をイネーブルにしてください。アプリケーション ソフトウェアによって COMP がイネーブルになると、SYSCTL は VBOOST 回路もイネーブルにしてアナログ ペリフェラルをサポートできるようにします。
VBOOST 回路には、ディスエーブル状態からイネーブル状態に遷移するためのスタートアップ時間要件 (標準値 12μs) があります。COMP の起動時間が VBOOST の起動時間よりも短い場合、VBOOST の起動時間を考慮してペリフェラルの起動時間が延長されます。
PMU は、温度および電源電圧に対して安定したバンドギャップ電圧リファレンスを提供します。この基準電圧は、以下のような内部機能にデバイスが使用します。
バンドギャップ リファレンスは、RUN、SLEEP、STOP モードでイネーブルになります。バンドギャップ電圧は、スタンバイでサンプリングされたモードで動作することで消費電力を低減し、シャットダウン モードでは無効化されています。SYSCTL はバンドギャップ状態を自動的に管理し、ユーザー設定は不要です。