JAJSJS9C July 2023 – July 2025 DRV8262
PRODUCTION DATA
次の回路図は、ステッパ モータを駆動する DRV8262 を示しています。
フルスケール電流 (IFS) は、どちらかの巻線によって駆動される最大電流です。この値は、VREF 電圧と、IPROPI ピンとグランド間に接続されている抵抗によって異なります。
IFS × AIPROPI = VVREF / RIPROPI
VREF ピンの最大許容電圧は 3.3V です。DVDD は分割抵抗を使用して VREF を供給できます。
モータを飽和させないように、IFS 電流は 式 6 にも従う必要があります。VM はモーターの電源電圧、RL はモーターの巻線の抵抗です。

目標モーター速度が高すぎると、モーターは回転しません。モーターが目標速度に対応できることを確認してください。
モーターの目標の速度 (V)、マイクロステッピング レベル (nm)、モーターのフルステップ角度 (θstep) を求めるには、入力波形の周波数を次のように決定します。

θstep は、ステッパ モーターのデータシート、またはモーター本体に記載されています。
周波数 ƒstep は、DRV8262 の入力の変化の周波数を示します。次の図では、1/ ƒstep = tSTEP となります。目標速度 120rpm、1/2 ステップでの計算例を、式 8 に示します。

IPROPI ピンは、ドライブモードおよびスローディケイ(ハイサイド再循環)モード中のステッパ モーターのコイル A とコイル B の電流に対応する、各 H ブリッジの電流を出力します。