JAJSRI9D October 2023 – September 2025 LM51772
PRODUCTION DATA
コンバータの動作中に出力電圧レジスタがプログラムされる場合、デバイスには動的電圧スケーリングが搭載されています。制御ループの帯域幅は外部部品によって設定されるため、過剰な電流や電圧スパイクを防止するものとします。出力電圧目標がコンバータのオフ状態でプログラムされると、ソフト スタートは新たにプログラムされた目標電圧まで上昇します。
レジスタの VOUT_A フィールドが変更されると、基準電圧は、徐々に新しい目標値へと変化します。スロープ時間がNVM設定を使用してプログラムできるように、立ち上がりと立ち下がりのスルーレートが、td(DVS) の期間内に定義された ∆Vo(DVS) を超えないものとします。
コンバータが PSM で動作する場合、インダクタ電流が負の値になることはありません。このデバイスは、パッシブおよびアクティブの DVS 構成を特長としており、NVM設定で選択できます。パッシブ DVS を選択する場合、システムの Vo スロープは定義された DVS スルー レートに従いません。出力コンデンサは出力負荷を通してのみパッシブに放電されるためです。アクティブ DVS が選択されている場合、DVS の負のランプ中に内部出力放電がアクティブになります。最大放電電流は、放電強度のレジスタ選択に関係なく、アクティブ DVS 設定に使用されます。選択した DVS ランプ速度について最大放電電流と一致するようにコンデンサが選択されている限り、出力コンデンサの電圧はリファレンスに追従できます。