JAJSRI9D October 2023 – September 2025 LM51772
PRODUCTION DATA
LM51772 内部電圧レギュレータに電力を供給する 2 本のピンがあります。内部電源電圧の選択回路の関係で、低い入力または出力電圧に対して、および出力短絡などの過渡動作条件でもシームレスに動作するようにすることで、消費電力を低減できます。VSMART スイッチは、両方の電圧がスイッチオーバー スレッショルド (VT(VCC, SUP)) を上回ったとき、VIN または BIAS ピンからの低い電圧のピンを選択します。一方のピンの電圧がスレッショルドよりも低い場合は、他の電源ピンを選択します。また、両方のピンがスイッチオーバー スレッショルドよりも低い場合は、高い VIN または BIAS 電圧を電源として選択します。電源ピンの一般的な構成は、以下のとおりです。


LDO での電力損失を最小限に抑えるには、VSMART ロジックによって、目標電源 VT(VCC,SUP) に最も近い電圧が決定されます。FORCE_BIAS ビットが 0b1 に設定されている場合、デバイスは 2 つの電源ピン BIAS と VIN の間の最高電圧を直接選択しません。表 7-1に、選択条件の概要を示します。
| V(BIAS) | V(VIN) | VSMART 電源 |
|---|---|---|
| X | > VT+(VCC2,SUP) && < V(BIAS) | VIN ピン |
| > VT+(VCC2,SUP) && < V(VIN) | X | バイアス ピン |
| < VT-(VCC2,SUP) | X | VIN ピン |
| X | < VT-(VCC2,SUP) | バイアス ピン |
| > VT+(VCC2,SUP) && > V(VIN) | > VT+(VCC2,SUP) | VIN ピン |
| > VT+(VCC2,SUP) | > VT+(VCC2,SUP) && > V(BIAS) | バイアス ピン |
FORCE_BIAS ビットがセットされていると、BIAS ピンの切り替えスレッショルドが低下し、優先順位が付けられます。VCC2 の外部電源公称 5V をサポートするつもりですが、外部電源がスタートアップ タイミングを満たしていない場合に、VIN 電源を使用して起動できます。VCC2 電源を選択すると、次の動作に従います。