JAJU578C July   2018  – March 2021 TPS274160

 

  1.   1
  2.   説明
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 主な使用製品
      1. 2.2.1 LM5165
      2. 2.2.2 TLC59282
      3. 2.2.3 TPS4H160-Q1
      4. 2.2.4 INA253
      5. 2.2.5 TIOL111
    3. 2.3 システム設計理論
      1. 2.3.1 IO-Link PHY
      2. 2.3.2 電流シンク
      3. 2.3.3 L+ 用電源
      4. 2.3.4 電源
      5. 2.3.5 ピン配置
    4. 2.4 ソフトウェア フレーム ハンドラ
      1. 2.4.1 PRU-ICSS IO-Link フレーム ハンドラ
        1. 2.4.1.1 性能上の利点およびメリット
        2. 2.4.1.2 動作原理
  9. 3ハードウェア、ソフトウェア、テスト要件、テスト結果
    1. 3.1 必要なハードウェアとソフトウェア
      1. 3.1.1 ハードウェア
      2. 3.1.2 ソフトウェア
    2. 3.2 テストと結果
      1. 3.2.1 テスト設定
      2. 3.2.2 テスト結果
        1. 3.2.2.1 IO-Link のウェークアップ パルス
        2. 3.2.2.2 L+ ターンオン動作
        3. 3.2.2.3 CQ の電流シンク
        4. 3.2.2.4 残留電圧
        5. 3.2.2.5 IO-Link 物理層テストの要約
        6. 3.2.2.6 各ポートの電流センス
        7. 3.2.2.7 TPS4H160 の熱動作
  10. 4デザイン ファイル
    1. 4.1 回路図
    2. 4.2 部品表
    3. 4.3 PCB レイアウトに関する推奨事項
      1. 4.3.1 レイアウト プリント
    4. 4.4 Altium プロジェクト
    5. 4.5 ガーバー ファイル
    6. 4.6 アセンブリの図面
  11. 5ソフトウェア ファイル
  12. 6関連資料
    1. 6.1 商標
  13. 7著者について
  14. 8改訂履歴

TIOL111

堅牢な TIOL111 トランシーバ ファミリは、産業用ポイント ツー ポイント通信向けに IO-Link インターフェイスを実装しています。デバイスが 3 線式のインターフェイス経由で IO-Link マスタに接続されているとき、マスタはリモート ノードとの通信を開始してデータを交換でき、TIOL111 デバイスは通信の完全な物理レイヤとして機能します。

これらのデバイスは、最大 1kV (500Ω) の IEC 61000-4-5 サージに耐えることができ、また、逆極性保護を内蔵しています。

シンプルなピン プログラマブル インターフェイスにより、制御回路との接続が容易に行えます。出力電流制限は、外付けの抵抗を使用して構成できます。

低電圧、短絡電流、過温に対して故障の報告および内部保護機能が備えられています。

TIDA-010016 TIOL111 のブロック図図 2-6 TIOL111 のブロック図

TIOL111 デバイスの主な特長:

  • PNP、NPN、または IO-Link を構成可能な出力
    • IEC 61131-9 COM1、COM2、COM3 のデータ レートをサポート
  • 電流制限を 50mA~350mA に設定可能
  • ±65V の過渡耐性、100µs 未満
  • L+、CQ、L- で最大 55V の逆極性保護
  • L+ および CQ に EMC 保護を搭載
  • 最大電流 20mA 対応の LDO オプションを搭載