JAJSVM4C September 2024 – July 2025 AM2612 , AM2612-Q1
PRODUCTION DATA
AM261x システム設計における適切な OSPI ブート動作のために、OSPI フラッシュのリセット信号は、PORz/WARMRSTn と OSPI0_RESET_OUT0 を入力とする AND ゲートの出力から生成することが推奨されます。この方法により、AM261x デバイスの電源再投入時やソフトウェア リセット コマンドによってフラッシュ デバイスをリセットできます。OSPI ブート時、AM261x デバイスのブート ROM コードは GPIO61 ピンを OSPI0_RESET_OUT0 として設定し、外部フラッシュ デバイスをリセットするためにピンをローに駆動します。しかし、GPIO61 の OSPI コントローラ設定は、フラッシュ デバイスのリセット完了後にピンをハイに駆動しないため、フラッシュ デバイスがリセット状態のままとなり、正常なブートが妨げられます。これはフォールバックモードのブートも含み、OSPI ブートモードが起動する結果となります。詳細については、AM261x エラッタ ドキュメントを参照してください。
外部フラッシュ デバイスのソフトウェア リセットには、GPIO61 を含め、専用の OSPI0_RESET_OUT mux モー ドを持つ GPIO を使用できます。ただし、上記の ROM コード設定により、GPIO61 ピンはブート時にリセット ロジックへの信号伝搬を防ぐためゲート制御される必要があります。AM261x OSPI リセットは、バッファ付き GPIO61 と PORz/WARMRESETn を用いた方法の一例です。設計上の考慮事項の詳細については、AM26x ハードウェア設計ガイドを参照してください。