JAJSVT2A November 2024 – June 2025 AWR2944P
PRODUCTION DATA
表 7-1では、外部電源から本デバイスに供給すべき 4 系統の必須電源レールについて説明します。1.8V LVCMOS IO を使用する場合、VIOIN は 1.8V 電源から供給されるため、3.3V 電源レールは省略可能となり、必要な電源レールは 3 系統のみとなります。また、採用する電源トポロジによっては、RF 用 1.0V およびベースバンド、クロック、VCO 用の 1.8V 電源に対して、所定のリップル仕様を満たすために追加の電源フィルタ処理が必要となる場合があります。この追加のフィルタ処理により、これら 4 つの基本レールから、個別の電源回路が生成されます。
| 電源電圧 | その電源から電力を供給されるデバイス ブロック | デバイスの電源ネット |
|---|---|---|
| 1.8V | シンセサイザおよび APLL の VCO、水晶発振器、IF アンプ段、ADC、CSI2、LVDS、LVCMOS I/O | 入力:VDDA_18VCO、VDDA_18CLK、VDDA_18PM、VDDA_18BB、VIOIN_18CSI、VIOIN_18LVDS、VIOIN_18 LDO 出力:VOUT_14SYNTH、VOUT_14APLL |
| 1.0V | パワー アンプ、低ノイズ アンプ、ミキサ、LO 分配 | 入力:VDDA_10RF2、VDDA_10RF1 |
| 3.3V (または、1.8V I/O モードの場合は 1.8V) | LVCMOS IO | VIOIN |
| 1.2V | コア デジタルおよび SRAM | VDD、VDD_SRAM、VNWA |
| 1.7V | OTP eFuse のプログラミング (セキュア デバイス用) | VPP |
1.0V および 1.8V の電源リップル仕様については、表 7-2 に記載されています。スプリアス レベルとリップル レベルには dB 単位での相関関係があり、たとえば電源リップルが 1dB 増加すると、スプリアス レベルもおおよそ 1dB 増加します。記載された値は、指定された周波数で印加された正弦波入力の rms レベルです。
| 周波数 (kHz) | スプリアス レベル dBc) | RF レール | VCO/IF レール |
|---|---|---|---|
| 1V (µVRMS) | 1.8 V (uVRMS) | ||
| 10 | -85 | 22 | 10990 |
| 100 | -95 | 8 | 1420 |
| 200 | -98 | 6 | 730 |
| 500 | -102 | 4 | 450 |
| 1000 | -105 | 3 | 300 |
| 2000 | -105 | 3 | 80 |
| 5000 | -105 | 3 | 60 |
| 10000 | -105 | 3 | 60 |
| 15000 | -105 | 2 | 40 |
| 20000 | -105 | 2 | 40 |
デバイス向けの統合電源ソリューションとして、LP87745-Q1パワー マネジメント IC (PMIC) の使用が推奨されています。この低コストかつ省スペースのソリューションは、レーダー センサとその主要なペリフェラルへの電力供給用に設計されています。
LP87745-Q1PMIC を使用した場合に得られる利点の一覧: