JAJU484A January 2018 – May 2025 ISOM8610
機械式スイッチはオフになります。一般的なプルアップ抵抗は 100kΩ です。その後、破損ワイヤ検出が実行されます。図 3-3に、スコープのチャネル 2 を光スイッチ (BrWI) の制御信号に接続し、チャネル 1 を 1 つの ISO121x (ChOut) の OUT ピンに接続するオシロスコープ画像を示します。図 3-4に、オシロスコープのチャネル 2 を 1 つの ISO121x チャネル (V_CAP) の入力コンデンサ CINに接続し、チャネル 1 を 1 つの ISO121x (ChOut) の OUT ピンに接続するオシロスコープ画像を示します。
図 3-3 グループ破損ワイヤ検出、Rpullup = 800kΩ/チャネル ChOut (2)、BrWI (1)
図 3-4 グループ破損ワイヤ検出、Rpullup= 800kΩ/チャネル V_CAP (2)、BrWI (1)図 3-3は、グランド接続が再度イネーブルになるとすぐに、ISO121x がパルスを出力することを示しています。CINが充電されるまで、デバイスは 24ms かかります。図 3-4は、CINが最大値 22.6V まで充電されることを示しています。プルアップ抵抗の両端での電圧降下が 1.4V / 100kΩ = 14µA の電流に等しいため、24V に達しません。
この電流は ISO121x では使用されませんが、さまざまな保護デバイスと入力コンデンサを流れるリーク電流が原因で発生することに注意してください。また、プルアップ抵抗自体が小さい場合、プルアップ抵抗の両端での電圧降下は小さくなります。この結果は、シングルチャネル設定の場合にも示されています。
図 3-5 ズームイン (図 3-4:グループ破損ワイヤの検出、Rpullup= 800kΩ/チャネル V_CAP (2)、BrWI (1)- V_CAP (1)、CHOut (2)ISO1211 が再度イネーブルになると、CINが放電され、ISO1211 が動作を開始します。まず ISO1211 の GND 接続が確立されるまで 14µs を回避し、2 番目に十分な電流 (2.2mA、ISO121x データシートから取得) が RSENSEを流れると同時に、SENSE ピンの電圧はロジック High レベルよりも高いため、13.65V ~ 1.2V (ヒステリシス) = 12.45V を超えます。これで、ISO1211 の出力は High に切り替わります。CINに蓄積されたエネルギーが 2.2mA に電力を供給するのに十分な高さがなくなり、SENSE ピンの電圧が High レベル範囲に維持されると、ISO1211 の出力は Low に切り替わります。
この構成では、結果として発生するパルスは 50.5µs 付近まで続きます。