JAJU732E June 2019 – April 2024 TMS320F28P550SG , TMS320F28P550SJ , TMS320F28P559SG-Q1 , TMS320F28P559SJ-Q1
ラボ 3 による出力電圧制御を使用して、閉ループ性能テストを実施しました。図 4-50に結果を示します。出力電圧が低い場合、効率の低下は明らかです。効率の低下に寄与している主な要因は 2 つあります。第 1 に、高負荷時の効率が低下する理由は、システム内の循環電流が増加することです。その結果、RMS 電流が増加し、導通損失が増加します。軽負荷時の効率に影響を及ぼす 2 つ目の要因は、軽負荷時の ZVS 損失です。
拡張位相シフト (EPS) 制御では、循環電流が減少し、ZVS 範囲が拡大します。これにより、軽負荷時と全負荷時の両方の効率が向上します。EPS 制御を採用すると、このリファレンス デザインは、より低い出力電圧で動作できます。単一位相シフト (SPS) では損失が大きいので、これは不可能です。最小 350V の出力電圧で 10kW の値を実現でき、250V の出力電圧では 5kW に達することができます。