AFE5828
- 超音波アプリケーション用の16チャネルAFE
- TGCおよびCWモード用に最適化された信号チェーン
- 4つのTGCプロファイルをプログラム可能
- 低ノイズのアンプ(LNA)
- プログラム可能なゲイン: 21dB、18dB、15dB
- リニア入力信号の振幅:
0.37VPP、0.5VPP、0.71VPP - アクティブ・ターミネーション
- 電圧制御アッテネータ(VCAT):
- 減衰範囲: 0dB~36dB
- プログラム可能なゲイン・アンプ(PGA)
- 18dB~27dBで3dB単位
- 3次、リニア位相のローパス・フィルタ(LPF)
- カットオフ周波数は10MHz~30MHz
- ADCモード(アイドル・チャネルSNR)
- 14ビット、65MSPSモード: 75dBFS
- 12ビット、80MSPSモード: 72dBFS
- ノイズおよび電力に対して最適化:
- TGCモード: 0.8nV/√Hz、65MSPS、
14ビット出力で102mW/Ch - CWモード: 63mW/Ch
- TGCモード: 0.8nV/√Hz、65MSPS、
- 非常に優れたデバイス間のゲイン一致
- ±0.4dB (標準値)
- 高速で一貫した過負荷からの回復
- 連続波形(CW)パス
- 2.5MHzのキャリアから1kHzの周波数オフセットで、-159dBc/Hzの低いクローズ・イン位相ノイズ
- 位相分解能: λ/16
- 16xおよび8xのCWクロックをサポート
- 3次および5次高調波の12dBの抑制
- 最高速度1GbpsのLVDSインターフェイス
- 小型のパッケージ: 15mm×15mm NFBGA-289
AFE5828デバイスは、高度に統合されたアナログ・フロントエンド(AFE)ソリューションで、高性能、低消費電力、小さなサイズが要求される超音波システム向けに特化して設計されています。
AFE5828は、医療用超音波アプリケーション向けに最適化された、統合AFEです。このデバイスは、2つのダイを持つマルチチップ・モジュール(MCM)により実現されています。ダイの1つは電圧制御アンプ(VCA)で、もう1つはアナログ/デジタル・コンバータ(ADC)です。VCAダイには16のチャネルがあり、ADCダイの16のチャネルと接続します。
VCAダイの各チャネルは、時間ゲイン補償(TGC)モード、または連続波形(CW)モードに設定できます。TGCモードでは、各チャネルに低ノイズのアンプ(LNA)、電圧制御アッテネータ(VCAT)、プログラム可能なゲイン・アンプ(PGA)、3次のローパス・フィルタ(LPF)が含まれます。LNAのゲインは、21dB、18dB、15dBにプログラム可能です。また、LNAはアクティブ・ターミネーションをサポートしています。VCATは0dB~36dBの減衰範囲をサポートし、アナログ電圧制御により減衰を実行します。PGAのゲイン・オプションは、3dB単位で18dB~27dBです。LPFカットオフ周波数は10MHz~30MHzで、各種の周波数の超音波アプリケーションに対応できます。CWモードでは、LNAの出力は低消費電力のパッシブ・ミキサーに送られ、16種類の位相遅延を選択できます。その後で出力は、バンドパス・フィルタ付きの加算アンプへ送られます。それぞれのアナログ入力信号へ各種の位相遅延を適用することで、オンチップのビームフォーミングを実行できます。CWミキサーの高調波フィルタは、3次および5次の高調波を抑制し、CWドップラー測定の感度を向上します。
ADCダイの16のチャネルは、14ビットまたは12ビットの分解能で動作するよう設定できます。ADCの分解能は変換速度とのトレードオフになり、分解能14ビットでは65MSPS、12ビットでは80MSPSまでの速度で動作可能です。ADCは、サンプリング・レートに合わせて電力をスケーリングするよう設計されています。ADCの出力インターフェイスは、低電圧差動信号処理(LVDS)を経由して出力され、低コストのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)と簡単に接続できます。
このデバイスは、システム性能を最適化するため、各種の電力とノイズの組み合わせを選択できます。この理由から、これらのデバイスは、厳格なバッテリ駆動時間の要件があるシステムに適した超音波AFEソリューションとなります。
このデバイスは、15mm×15mmのNFBGA-289パッケージで供給され、AFE5818およびAFE5816ファミリとピン互換です。
詳細リクエスト
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技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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* | データシート | AFE5828 16チャネル超音波AFE、電力102mW/チャネル、ノイズ0.8nV/√Hz、14ビット/65MSPSまたは12ビット/80MSPS ADC、LVDSインターフェイス、およびパッシブCWミキサー データシート (Rev. A 翻訳版) | PDF | HTML | 英語版 (Rev.A) | PDF | HTML | 2017年 11月 21日 |
アプリケーション概要 | Building High-Performance NDT Systems with Ultrasound Transmitters and Receivers | PDF | HTML | 2023年 8月 4日 | |||
アプリケーション・ノート | Understanding CW Mode for Ultrasound AFE Devices | 2017年 7月 17日 | ||||
アプリケーション・ノート | Introduction to Ultrasound | 2017年 7月 10日 |
設計および開発
その他のアイテムや必要なリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックして詳細ページをご覧ください。
AFE5828EVM — AFE5828 LVDS インターフェイス / パッシブ CW ミキサ搭載 16 チャネル超音波 AFE の評価基板
AFE5828 は、高性能と小型サイズが求められる超音波システム向けに設計された高集積アナログ フロント エンド (AFE) ソリューションです。このデバイスは、包括的なタイム ゲイン制御 (TGC) を行う画像処理パスと連続波ドップラー (CWD) パスを統合済みです。16 チャネル デバイスは、TI の最小消費電力ソリューションであり、最適なシステム性能を実現できるように、電力とノイズのさまざまな組み合わせが選択可能です。したがって、AFE5828 はハイエンド システムにもポータブル システムにも適した超音波 AFE ソリューションです。
AFE5828_CW TINA-TI Reference Design (Rev. B)
AFE5828_TGC TINA-TI Reference Design (Rev. B)
PSPICE-FOR-TI — TI Design / シミュレーション・ツール向け PSpice®
設計とシミュレーション向けの環境である PSpice for TI (...)
パッケージ | ピン数 | CAD シンボル、フットプリント、および 3D モデル |
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NFBGA (ZAV) | 289 | Ultra Librarian |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL 定格 / ピーク リフロー
- MTBF/FIT 推定値
- 使用原材料
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
- ファブの拠点
- 組み立てを実施した拠点
推奨製品には、この TI 製品に関連するパラメータ、評価基板、またはリファレンス デザインが存在する可能性があります。