JAJSM41E june 2021 – july 2023 TMP114
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
コントローラが読み取り動作を行うときは、START 条件を送信してから、R/W ビットが 0b にセットされたターゲット・アドレスを送信します (書き込みを意味します)。ターゲットは書き込み要求をアクノリッジし、コントローラは自動インクリメント・ビットおよびレジスタ・ポインタとともにコマンド・バイトを送信します。制御レジスタの後で、コントローラは再起動を開始してから、R/W ビットを 1b に設定したターゲット・アドレスを送信します (読み取りを意味します)。コントローラは引き続きクロック・パルスを送信しますが、SDA ラインを解放して、ターゲットがデータを送信できるようにします。データのすべてのバイトが終了すると、コントローラは ACK をターゲットに送信し、さらに多くのデータを送信する準備ができたことをターゲットに通知します。コントローラは、予期された数のバイトを受信すると、NACK を送信してターゲットに信号停止するよう通知してから、SDA ラインを解放します。その後で、コントローラは STOP 条件を引き起こします。インデックスなしのレジスタ位置から読み出すと、00h が返されます。
ターゲット・レジスタから単一のワードを読み取る例を、図 8-14 に示します。TMP114 は、同じレジスタから複数の読み取りを行うこともできます。制御レジスタの自動インクリメント・ビットが 0b に設定されているときに、コントローラが同じレジスタから繰り返し読み取りを行える方法を、図 8-15 に示します。同じトランザクションで同じレジスタから読み取る場合、デバイスは I2C タイムアウト期間よりも高速に読み取る必要があります。
TMP114 は、シーケンシャル・レジスタからの連続読み取りもサポートしています。制御レジスタの自動インクリメント・ビットを 1b にセットすると、TMP114 はデバイスからデータの各ワードが読み取られた後で、アドレス・ポインタをインクリメントします。これにより、図 8-16 に示すように、コントローラは同じトランザクションで複数のレジスタ値を読み取ることができます。今のところ、バースト読み取りを使用しても、アラート・ステータス・レジスタはクリアされません。アラート・ステータス・レジスタの内容をクリアするには、単一のレジスタの読み取りを使用することをお勧めします。