JAJSKM7D November 2020 – May 2025 AWR6843AOP
PRODUCTION DATA
AWR6843AOP の受信サブシステムは、4 つの並列チャネルで構成されています。1 つの受信チャネルは LNA、ミキサ、IF フィルタ、ADC 変換、デシメーションで構成されています。4 つの受信チャネルはすべて同時に動作させることができ、個別のパワーダウン オプションも使用できて、システムの最適化が可能です。
従来型の実数のみのレシーバとは異なり、AWR6843AOP デバイスは複素ベースバンド アーキテクチャをサポートしており、直交ミキサおよびデュアル IF と ADC チェーンを使用して、各レシーバ チャネルに複素数の I および Q 出力を提供します。AWR6843AOP は、高速チャープ システムを対象としています。バンドパス IF チェーンは下側カットオフ周波数を 175kHz よりも高く設定でき、最大 10 MHz の帯域幅をサポートできます。
図 8-4 に、受信サブシステムを示します。
図 8-4 受信サブシステム (チャネルごと)